第3話

文字数 309文字

家に帰ると、心配顔の家族が出迎えてくれました。



でもわたしはまだ体調が悪いことを理由に、自分の部屋に戻りました。



そしてイスに座り、カバンからプリントを取り出しました。



何かと欠席が多いので、先生達はこういったプリントで何とかしてくれようとします。



でもそのプリントの多さを見て、ため息をつくと、



どぐんっ!



…また、あの高鳴りがっ!



「ぐっ、くぅっ…!」



激しく胸の中で高鳴るモノは、病院に行っても発見できないもの。



どんな検査を受けても見つからず、どんな薬を飲んでも効きません。



わたしの胸の中に巣くうモノの名は…











―【憎悪】―

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