【六人揃いし勇者の意味を、(略)】~【処女戦】までの、ネタバレ及び挿絵紹介
文字数 1,845文字
今日は『六人揃いし勇者の意味を、今は未だ誰も知らず』~『処女戦』までの挿絵紹介とネタバレです。
『六人揃いし勇者の意味を、今は未だ誰も知らず』
この話では、神官様と巫女達のやり取りが書かれています。
前回も書いた通り、惑星が四つに対して、勇者が六人いるため、数が合いません。
勇者は石によって選定されますが、そもそも石が六つある時点で謎です。
ネタバレしますと、まぁ、ラスボスの計画の為、石が六つあります。
そもそも石は、ラスボスの意思で産み出されました。
その為、石が誰を選ぶのかも最初から決まっていました。
ちなみに、巫女達が噂をしていた通り、最終的に勇者は四人になります。
今回選ばれた六人の内、二人は途中で勇者から外れます。
そんなこんなで、次回からは仲間達の自己紹介に入っていきます。
まぁ、勇者に関しては色々と不穏だよね。俺も歓迎されていたのかあの時微妙に思ったなぁ。
今となっては昔話だけれど。
巫女の一人が突っ込んでいた“異質な勇者”っていうのは……本編を読んでいた人には分かり切っていることだけれど、アサギのことだね。
今後もそういう描写が増えると思うけど、アサギだけが飛び抜けた才能を持っているから、嫌でも気づくと思うよ。あの能力値は……チートに近いかな。
さて、『勇者の疑問』。
ここでは、アサギは「何故、惑星ネロの住人は来ていないのか」という疑問をぶつけました。
早い話、あそこは壊滅状態だから、勇者を探す余力はないだけ。
当時は衝撃だったなぁ、どうしてよいのか分からないよねー。
この回で、さっきトモハルが話したことが書かれています。
惑星ネロの勇者は、ミノルとユキの二人なんだけど、詳細を聞いて蒼褪めます。
噂では、惑星ネロには勇者が存在し、主要国の姫が妻として支えていたが、魔王リュウによって殺されてしまった、と。
だから今回、ミノルとユキが彼らの生まれ変わり的な存在なのでは……という話をした為、全員唖然。
ミノルは帰りたがるし、ミノルに密かに想いを寄せているアサギもショックを受けるし。
まぁ、“噂”なんだよね。
事実は違って、真相は第一章の後半で語られます。
先に話しておくと、その勇者はでっち上げられたただの平民で、お姫様が奥様だった話も嘘、ついでに勇者を殺したのは魔王ではなくて人間でした。
魔王リュウは何も悪くないんだよね。
とまぁ、そこから、魔王の名前が全て語られました。
惑星ネロ:魔王リュウ様・人間は壊滅状態
惑星ハンニバル:魔王ハイ様・同上
惑星チュザーレ:魔王ミラボー様・同上
惑星クレオ:魔王アレク様・一番平和な気がする
上記が現在の魔王様達です。
リュウ様については、本名ではなくて通称なんですけれど……。
さて、今回は、私達の大事な仲間の過去の物語が書かれました。
最初はマダーニお姉様と、ミシアの物語。
お二人は、殺された母親が逢いに行ったという父親と、母親が遺した手がかりをもとに旅を始めています。
お二人の仇は、なかなかしぶとい方々ですので、第四章まで私達の目の前に現れます。
……あちらにも事情がおありですけど。
みんな、それぞれ事情があって集結しました。
マダーニとアリナだね。
スキャナでキレイにトーンが出なくて、アリナの目が真っ黒になってしまったんだけど、原画はめちゃくちゃ綺麗だよ。
さて、と。
『処女戦』
これはね、「どうして勇者を異界へ向かいに行かねばならないのか」っていう疑問から始まる話でした。
そうだよね、自分から来いやぁ! って思うよね。
……完全に僕達はラスボスやら黒幕に踊らされているからね。
で、剣は勿論魔法を使えない勇者達に、担当者がつけられました。
みんなは馬車の中で必死に勉強をして、習得する為頑張っていました。
当然、アサギは真っ先に魔法を扱えるようになりました。