ダンゲロスSSとはなんぞやの巻

文字数 1,173文字

ダンゲロスSSの基本的なルールは、次のような流れになる
まず参加者は自分のSSの主人公となるキャラクターを準備する
そしてそのキャラクターと対戦相手が準備したキャラクターが戦うSSを執筆する
時間になったらSSが公開され、読者は最も面白かった作品に投票する
より多くの票を集めたものが勝利者となるのじゃ
なるほど、それがSSバトルか
何だか面白そう!
そうじゃろう
しかもただ面白いだけではないぞ
このダンゲロスSSには作家としての能力を伸ばすいくつもの秘密があるのじゃ
ふ~~ん?
あんまり信用しとらんようじゃの
まあ良い、耳の穴をかっぽじってよ~く聞いておれ
最大の特徴は同条件でのバトルということじゃ
参加者同士はほぼ同じ条件でSSを書いて競い合うわけじゃから、比較することが出来るじゃろう
た、確かに…
その上でどれが一番面白かったか投票を募るわけじゃからハッキリと内容の優劣が付くのぅ
そう言われるとシビアだな…
なるほどその厳しい状況でこそ鍛えられると?
甘いわ
それだけではない
何より投票の多くにはどうしてそのSSに投票したのか、理由のコメントが付く
『SSその1はキャラの掛け合いが楽しく、一方でその2は淡々として盛り上がりがなかった』
など、それぞれの良かった部分、悪かった部分が大勢の読者から一気に指摘されるというわけじゃ
う、うわぁぁぁぁ!!!
しかも比較相手がおるわけじゃから
自分の良くなかった部分も、具体的にどうしたらもっと良くなったのかの参考になるわいの
そ、それは本当に鍛えられそうだ
ごめんよ僕、どうせ胡散臭い話だと疑ってた!
褒められるにせよ貶されるにせよ
大勢の人に読んでもらって即座に感想がもらえるということだけでも得難い経験じゃぞ
そういえば僕が『なろう』に投稿した
『異世界に転生したら美少女アイドルでした』は全然反響がなくて美少女アイドルになる前に書くのをやめちゃったんだよな
SSの分量は長くもなく短かすぎもせず1万字程度でエピソードを完結させる必要がある
話を完結させるという経験は何よりも重要なのじゃ
どういう話を書けばよいかはルールで大体決まっておるから細かいことで悩む必要もないし、題材としての手頃さもあるな
そいつは良いね!
僕も早速参加したくなってきたぞ
どうやったら参加できるの?
そうか、やりたくなってきたか
じゃが先に言っておくが、あまり甘く見て適当な気持ちで参加すると
ボロクソなコメントしかもらえん可能性だってあるからの?
そんな…
まあ滅多にあるもんではないが
読む方だって期待して読むんじゃからあんまりお粗末なものを読ませたら、な
それに対戦相手の内容があまりに立派じゃと余計に見劣りして見えるじゃろうし、ある程度は覚悟の上で取り組む必要はあるぞ
(それともう一つ、トラウマになりかねないことがあるが
まあせっかくやる気になったようじゃし今言うのは止しておくか…)
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登場人物紹介

・大地くん
創作ワナビーの中学生

・架神K介
某ダンゲロス創始者の仮の姿

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