第2話

文字数 189文字

 ある時恋人がしくしく泣いていたので隣に座って泣き止むのを待っていた。恋人は滅多に泣かないのでちょっと不穏な気持ちになった。筋肉バカは、困った顔をしつつ、立ち入るべきでないと思ったのかそのまま出かけて行った。そしてそのまま戻らなかった。恋人がそれからずっと暗い顔をしているので、俺は恋人が筋肉バカを好きなことになんとなく気づいた。それは悲しくて孤独なことだった。悔しくもあった。
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