小説を書くということ
文字数 1,768文字
何度も言いますが、私が児童(青少年)文学を書きたいと思って参考に読んでみた中に、たちまち魅了された作品がありました。でもそれは、もうどこの書店にも置いていないほど古いものでした。それが誕生したのは、私が生まれる前です。
私はこれをどうしても新品で欲しくて(いつもなら古本で済ませます)、綺麗にとっておく用と、読み返す用に数冊取り寄せたんです。その際にも店員さんに、「在庫が残っていれば可能です・・・。」と言われたほどです。
もし自分の作品が、そんなふうに思ってもらえる存在になれたら、泣いて喜びます。だから私は、未熟ながらそれを目指して小説を書きます。ただの「面白かった!」では不十分。高難度です。
そこで挑戦するように書き上げた『イルマの東へ』は、いちおう小学高学年から対象にしている(ライトな)青少年文学。
〝仲間とともに生きて王都へ・・・!〟
をキャッチフレーズに、友情を前面に押し出した 中世風 冒険物語 です。
今時のファンタジーとしては、流行 りを無視した真 っ向 勝負でしたから、書きたいものを書いて届かないならしょうがないと思っていました。読者がつかなくても構わないと思うようにしていました。
実際、確か、三章に入るまで(ここで、さすらい戦士というのが登場するんです)フォロワーが1人もつかなかったと思います。だからある日、(以前いたサイトで)特集に拾ってもらえたと知った時は、信じられませんでした。おかげで、いっきに何十人もの方がフォローしてくれたからです(ちなみに今はタイトルだけを残して本文は非公開にしています)。こんなことがあるのかと驚きました。
でも、同時に悲しい気持ちにもなりました。なぜなら、思ってしまったんです。
「中身より宣伝力?」と。
それというのも、それまでは新着更新しても、延々とアクセス0ってことがふつーにあるようなサイトでした。
それなのに、特集にピックアップされて表舞台に出ることができたとたん、フォロワーが鰻登りについたんです。正直、嬉しい反面、複雑でした。つまり、なんらかでピックアップされ、トップページから1クリックで検索できる作品以外には興味がない読者が、圧倒的多数だということ。
そこで改めて考えたことは・・・存在すら知られないなら意味がない・・・(だからサイトをいろいろ冒険して調べます)。
私は、面白く魅力的にを懸命に考えるように、伝えたい思いも作品に込めます。だいたいいつも一緒だけど、テーマもあります。
前作『イルマの東へ』は〝友情〟。
続編『イルマの東へ2~ Knights of Winder Kingdom ~』は〝人間らしさ〟です。
そして、本当に長い年月書き続けた『アルタクティス〜神の大陸……』。初稿はもう恥ずかしい文章だらけですが、当然、思い入れは半端ないものがあります。
とくに人情にこだわりました。もうある意味これみよがしに出してます。
さらには、中学生の恋のようなものから大人の恋愛まで、4つのパターンで描きました。気づいてもらえたでしょうか・・・。
それに実は、私の作風は古風な西洋ファンタジーですが、私は私なりに、密かに現代の難しい社会問題についてもメッセージを残していたりします。それは、主要キャラの感情やセリフを通してが多いです。
例えば、作中のあるシーンでは、ある人物にこんなセリフを言わせています。
「(前略)強くなって生きてこそ、守ること救うこと、そして・・・世を正すことができるのです。」
私がこういった作品ばかりを書く理由が、もうこの一文に集約されています。
そういうわけで、私が描くヒーローはめちゃめちゃ強いです。そして有り得ないほどイイ人。
要は憧れて欲しくて。正義感ある正真正銘の善人には、強くなって生き抜いて欲しい。そのためには、頭の良さとか力の強さとか、身体能力の高さとか、やっぱりそれなりの能力が必要だと思うので、そんな人が増えてくれたら、単純計算で自動的に世の中は良くなるのではと。「お前も頑張れよ。」と言われそうな人任せ的な発想ですが・・・。
ほんとは、正義感や慈愛の心というのは自然と湧いてくるはずのもので、教えられるものではないのですが、そのきっかけになればと思って、私はそんな話ばかりを書いてきました。もう何年も・・・。
私はこれをどうしても新品で欲しくて(いつもなら古本で済ませます)、綺麗にとっておく用と、読み返す用に数冊取り寄せたんです。その際にも店員さんに、「在庫が残っていれば可能です・・・。」と言われたほどです。
もし自分の作品が、そんなふうに思ってもらえる存在になれたら、泣いて喜びます。だから私は、未熟ながらそれを目指して小説を書きます。ただの「面白かった!」では不十分。高難度です。
そこで挑戦するように書き上げた『イルマの東へ』は、いちおう小学高学年から対象にしている(ライトな)青少年文学。
〝仲間とともに生きて王都へ・・・!〟
をキャッチフレーズに、友情を前面に押し出した 中世風 冒険物語 です。
今時のファンタジーとしては、
実際、確か、三章に入るまで(ここで、さすらい戦士というのが登場するんです)フォロワーが1人もつかなかったと思います。だからある日、(以前いたサイトで)特集に拾ってもらえたと知った時は、信じられませんでした。おかげで、いっきに何十人もの方がフォローしてくれたからです(ちなみに今はタイトルだけを残して本文は非公開にしています)。こんなことがあるのかと驚きました。
でも、同時に悲しい気持ちにもなりました。なぜなら、思ってしまったんです。
「中身より宣伝力?」と。
それというのも、それまでは新着更新しても、延々とアクセス0ってことがふつーにあるようなサイトでした。
それなのに、特集にピックアップされて表舞台に出ることができたとたん、フォロワーが鰻登りについたんです。正直、嬉しい反面、複雑でした。つまり、なんらかでピックアップされ、トップページから1クリックで検索できる作品以外には興味がない読者が、圧倒的多数だということ。
そこで改めて考えたことは・・・存在すら知られないなら意味がない・・・(だからサイトをいろいろ冒険して調べます)。
私は、面白く魅力的にを懸命に考えるように、伝えたい思いも作品に込めます。だいたいいつも一緒だけど、テーマもあります。
前作『イルマの東へ』は〝友情〟。
続編『イルマの東へ2~ Knights of Winder Kingdom ~』は〝人間らしさ〟です。
そして、本当に長い年月書き続けた『アルタクティス〜神の大陸……』。初稿はもう恥ずかしい文章だらけですが、当然、思い入れは半端ないものがあります。
とくに人情にこだわりました。もうある意味これみよがしに出してます。
さらには、中学生の恋のようなものから大人の恋愛まで、4つのパターンで描きました。気づいてもらえたでしょうか・・・。
それに実は、私の作風は古風な西洋ファンタジーですが、私は私なりに、密かに現代の難しい社会問題についてもメッセージを残していたりします。それは、主要キャラの感情やセリフを通してが多いです。
例えば、作中のあるシーンでは、ある人物にこんなセリフを言わせています。
「(前略)強くなって生きてこそ、守ること救うこと、そして・・・世を正すことができるのです。」
私がこういった作品ばかりを書く理由が、もうこの一文に集約されています。
そういうわけで、私が描くヒーローはめちゃめちゃ強いです。そして有り得ないほどイイ人。
要は憧れて欲しくて。正義感ある正真正銘の善人には、強くなって生き抜いて欲しい。そのためには、頭の良さとか力の強さとか、身体能力の高さとか、やっぱりそれなりの能力が必要だと思うので、そんな人が増えてくれたら、単純計算で自動的に世の中は良くなるのではと。「お前も頑張れよ。」と言われそうな人任せ的な発想ですが・・・。
ほんとは、正義感や慈愛の心というのは自然と湧いてくるはずのもので、教えられるものではないのですが、そのきっかけになればと思って、私はそんな話ばかりを書いてきました。もう何年も・・・。
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