お湯の焼酎風味
文字数 177文字
ひとり
鍋に
向かい
焼酎を飲む
年々
薄くなり
ほぼ湯だから
湯の焼酎風味
といったところだ
なかなか
一升瓶が
減らない
死ぬまで
飲みたい
訳でもないのに
飲むのは
たぶん意地だ
死ぬまで
飲みたい
訳ではないが
飲まなくなったら
たぶん死ぬ
という迷信だ
飲みたい
のではなく
死にたくないのだ
健康に
気を使い
湯の焼酎風味を
飲む毎日は
ほど良い
ほろ酔い
おかけで
ぐっすりと
眠れる
いい人生
が続きますように
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