(四)-3
文字数 224文字
この報告で、会議室の中ではテレビモニターの向こう側でもこちら側にも、どよめきが起こった。容疑者かどうかについてはまだ不明ではあるが、下沼勇がホロプス山荘の殺人事件について詳しく事情を知っているのは間違いないと断定された。
次に、下沼兄弟の父が勤めた経営危機に陥った大手家電メーカーに経営再建策を提示したコンサルティング会社についての報告がされた。当時その会社でプロジェクトリーダーをしていたのは大阪市内に住む大隅建斗という者だったという。
(続く)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)