002 春、変態との遭遇。2
文字数 553文字
耳に飛び込んできた不穏な単語に私は思っきし顔を顰めた。
キターーー!! オッパイ!!
四月くんといえばオッパイ。
オッパイといえば四月くん。
『彼』という人物を表すのにこれ以上的を得たニックネームはない。そしてまた、これ以上に不名誉なニックネームもそうはないだろう。
しかし、いったいドコの誰がこんなヤツに声をかけてきやがったのか。
声の主を探してみれば、なんと去年委員会が同じだった中林くんではないか。人の良さそうなメガネ男子が最前列ド真ん中の席からこちらを振り返って満面の笑みを浮かべている、
(嘘でしょ中林くんッッ。君みたいなイイやつがなんで!??)
愕然としつつも頭を切り替え『中林も要注意」と脳内にメモを残す。類は友を呼ぶってゆーし、ああ見えて中林くんも変態の一味なのかもしれない。昨年、非常に好感度の高かった委員会仲間を私は危険人物リストの上のほうへと格上げした。一応、仮で。
四月くんは門 高の『オッパイ星人』。
いったい何がどうなったらそうなるのか私には1ミリも理解できないが、とにかくこの男は思春期男子にあるまじき不名誉をほしいままにする悪名高き変態学生なのである。
よりによってどーしてこんな変態 の隣に(泣)
四月くんのまわりに男子が群れ始めたのをみはからい、私はそ~~っと席を立って窓際の友人の元へと向かった。
キターーー!! オッパイ!!
四月くんといえばオッパイ。
オッパイといえば四月くん。
『彼』という人物を表すのにこれ以上的を得たニックネームはない。そしてまた、これ以上に不名誉なニックネームもそうはないだろう。
しかし、いったいドコの誰がこんなヤツに声をかけてきやがったのか。
声の主を探してみれば、なんと去年委員会が同じだった中林くんではないか。人の良さそうなメガネ男子が最前列ド真ん中の席からこちらを振り返って満面の笑みを浮かべている、
(嘘でしょ中林くんッッ。君みたいなイイやつがなんで!??)
愕然としつつも頭を切り替え『中林も要注意」と脳内にメモを残す。類は友を呼ぶってゆーし、ああ見えて中林くんも変態の一味なのかもしれない。昨年、非常に好感度の高かった委員会仲間を私は危険人物リストの上のほうへと格上げした。一応、仮で。
四月くんは
いったい何がどうなったらそうなるのか私には1ミリも理解できないが、とにかくこの男は思春期男子にあるまじき不名誉をほしいままにする悪名高き変態学生なのである。
よりによってどーしてこんな
四月くんのまわりに男子が群れ始めたのをみはからい、私はそ~~っと席を立って窓際の友人の元へと向かった。
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