対狂暴農作物用収穫機 通称:NoAG(ノーグ)

文字数 947文字

第一次産業は大事だと思う。



 親は俺にそう言っていた。そして、今まさに、命の危機に瀕しながら俺はそれを痛感し、親の言葉の重みを噛みしめている。















 牙を剥いた農作物はそれまでの収穫機では到底収穫出来なくなった。





 想像出来るか?2mくらいの南瓜かぼちゃが蔦を鞭や縄として使い、人間を鞭打ちで攻撃したり、縛り上げて何mも投げるんだぞ?



 しかも種を吐いて機関銃宜しく攻撃してくるんだ。





 どう収穫しろって言うんだ?















 最初の頃は今有る重機や車、政府が特別に許可をして猟銃を使って何とか収穫していた。



 しかし、野菜・・一匹・・収穫するのに車を何台もスクラップにしていては破産する。



 それ以前に、その方法では人命が危険に曝され、何人も大怪我を出した。





 何より、食料の供給量が絶望的に減少した。





世界の富裕国は、久々の飢餓を知る事になった。























 そんな中、日本のベンチャー集団が画期的発明を世界に発表した。



 モンスターと化した農作物を効率良く収穫する為には如何したら良いか?という思考の末、彼らが辿り着いたのは、こんな発想だった。





『モンスターと化した農作物を収穫するには、モンスターと化した収穫機を使うしかない。』と。









 この概念を基に、古来より使われて来た農具を、令和の最新技術の粋を用いて対農作物モンスター用にチューンナップ。



 そうして生まれたのがnot agricultural grasper/(gratitude):対狂暴農作物用収穫機。













通称:『ノーグ』  だった。







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