第1話
文字数 768文字
カーテンの隙間から日差しが差し込む。
どうやらもう朝の様だ。
俺は上体を起こし両腕を上に伸ばし背伸びをする。
眠い。
毎回思うのだが、夜更かししてる時は楽しいのに、いざ朝を迎えると夜更かしせずにもう少し睡眠時間採れば良かったなって思う。ああ、ベッドの気持ち良さが名残惜しい。
俺は辺りを見回してスマホを探す。
昨日ずっと寝る前に動画見てて、そのまま寝落ちして、スマホどこに行ったんだろ。
あ、あった。
俺の足元側にあった。一体、寝てる間どういう行動をとれば、枕元で動画見てたはずなのに、逆の足側にスマホがあるっていう状況になるんだろう。一度、自分が寝てる所でも撮影してやろうかと思ったが、正直自分の寝ている所なんて興味もないので、撮影する気力も起きなければ、撮影したとしてもそれを見る気にもならないんだろうな。というか、うちカメラ無いし。スマホは俺が寝る前に触るから無理だし。
ガチャ。
「お兄ちゃん、起きてる? ご飯出来たよ」
俺の部屋の扉が勢いよく開き、十耶が声を掛けてきた。
「起きてる。見れば分かるだろ」
まあ、ドアが開くと同時に声もしたから見てないのだろうけど。
「起きてるなら、早く部屋から出てきなよ」
「今、行くよ」
俺はベッドから出て、立ち上がる。
そこで一つ深呼吸。
「起きるのにそこまで気合いる?」
「そりゃあ、眠たいと思う俺に勝つ必要があるからな。
「ふーん。でもお兄ちゃんが朝弱いってイメージ、私無いな」
「まあ、布団から出るのは苦手ってだけで、普通に時間通り起きれるし、一度立ち上がれさえすれば、しっかりと目は覚めるタイプだからな」
「そんな事どうでもいいから、早くご飯食べよ」
いや、俺はお前の問いに答えたつもりだったんだけど、どうでもいい事って……、確かにどうでもいい事ではあるか。
俺は十耶の後を追うように部屋から出た。
どうやらもう朝の様だ。
俺は上体を起こし両腕を上に伸ばし背伸びをする。
眠い。
毎回思うのだが、夜更かししてる時は楽しいのに、いざ朝を迎えると夜更かしせずにもう少し睡眠時間採れば良かったなって思う。ああ、ベッドの気持ち良さが名残惜しい。
俺は辺りを見回してスマホを探す。
昨日ずっと寝る前に動画見てて、そのまま寝落ちして、スマホどこに行ったんだろ。
あ、あった。
俺の足元側にあった。一体、寝てる間どういう行動をとれば、枕元で動画見てたはずなのに、逆の足側にスマホがあるっていう状況になるんだろう。一度、自分が寝てる所でも撮影してやろうかと思ったが、正直自分の寝ている所なんて興味もないので、撮影する気力も起きなければ、撮影したとしてもそれを見る気にもならないんだろうな。というか、うちカメラ無いし。スマホは俺が寝る前に触るから無理だし。
ガチャ。
「お兄ちゃん、起きてる? ご飯出来たよ」
俺の部屋の扉が勢いよく開き、十耶が声を掛けてきた。
「起きてる。見れば分かるだろ」
まあ、ドアが開くと同時に声もしたから見てないのだろうけど。
「起きてるなら、早く部屋から出てきなよ」
「今、行くよ」
俺はベッドから出て、立ち上がる。
そこで一つ深呼吸。
「起きるのにそこまで気合いる?」
「そりゃあ、眠たいと思う俺に勝つ必要があるからな。
「ふーん。でもお兄ちゃんが朝弱いってイメージ、私無いな」
「まあ、布団から出るのは苦手ってだけで、普通に時間通り起きれるし、一度立ち上がれさえすれば、しっかりと目は覚めるタイプだからな」
「そんな事どうでもいいから、早くご飯食べよ」
いや、俺はお前の問いに答えたつもりだったんだけど、どうでもいい事って……、確かにどうでもいい事ではあるか。
俺は十耶の後を追うように部屋から出た。