第18話
文字数 883文字
ーケーキ屋ー
三毛猫のミタがケーキを作り棚に並べているとキジ猫のキナが店に現れた。
「すみません、まだ準備中なんですが…キナ…」
「準備中にゴメンね」
「どうしたの?」
「今日、店、休めないかな」
「何で?」
「アキがコラボしないかって」
「コラボ?」
「ケーキとアイスが一緒になったら売れると思うんだけどどうかな」
「私は良いわよ」
「じゃあ明日から」
「わかった」
「明日、アキとアイスを持ってくるから」
そう言ってキナが店を出ていくとミタは準備中の札を外し定休日の札をかけた。
そしてミタが中に入り棚に並べたケーキを片づけているとドアが開き黒いロングコート姿の人間の男が入ってきた。
「今日は定休日なんですが」
手を止め目を向けたミタは人間が立っていることに驚いた。
「人間がどうして猫の街に」
「ミタさん」
「そうですが」
「アランが言わなかったかな厄介な男に気をつけろって」
「アラン?何を言ってるのかわからないんですが」
「記憶がないのか」
そう言って男は黒水晶をミタに向け記憶を呼び覚ました。
その後、ミタが倒れると男は黒水晶を床に埋め込みケーキ屋を占拠した。
ー奥の部屋ー
倒れて眠っていたミタが目を覚ますと男が口を開いた。
「目が覚めたか」
「……」
身体を起こし立ち上がるとミタは男に威嚇した。
「何もしないから安心しろ」
「あなたはアランが言っていた厄介な人ですか?」
「どうかな」
そう言って男はミタに近づき顎を掴むと口を開いた。
「君がピンチになればつぐみは助けに必ずやって来る」
「つぐみさんは来ません」
「なぜ、そう思う」
「私が来させないから」
「それは困る、君には眠っててもらおう」
そう言って男がミタの口に口を重ねるとミタは離れようと抵抗した。
だが男のキスはミタの心を奪いミタは男のキスを受け入れ続けた。
そしてミタは倒れ眠りについた。
「お休み」
そう言って男は店を出ていきキナとロシアンブルーのアキが経営しているアイス屋に向かった。
ーアイス屋ー
何も知らないキナとアキはキッチンでケーキとアイスの合体料理を考えていた。
その時、アイス屋の前に黒いロングコート姿の男が立ち止まった。
三毛猫のミタがケーキを作り棚に並べているとキジ猫のキナが店に現れた。
「すみません、まだ準備中なんですが…キナ…」
「準備中にゴメンね」
「どうしたの?」
「今日、店、休めないかな」
「何で?」
「アキがコラボしないかって」
「コラボ?」
「ケーキとアイスが一緒になったら売れると思うんだけどどうかな」
「私は良いわよ」
「じゃあ明日から」
「わかった」
「明日、アキとアイスを持ってくるから」
そう言ってキナが店を出ていくとミタは準備中の札を外し定休日の札をかけた。
そしてミタが中に入り棚に並べたケーキを片づけているとドアが開き黒いロングコート姿の人間の男が入ってきた。
「今日は定休日なんですが」
手を止め目を向けたミタは人間が立っていることに驚いた。
「人間がどうして猫の街に」
「ミタさん」
「そうですが」
「アランが言わなかったかな厄介な男に気をつけろって」
「アラン?何を言ってるのかわからないんですが」
「記憶がないのか」
そう言って男は黒水晶をミタに向け記憶を呼び覚ました。
その後、ミタが倒れると男は黒水晶を床に埋め込みケーキ屋を占拠した。
ー奥の部屋ー
倒れて眠っていたミタが目を覚ますと男が口を開いた。
「目が覚めたか」
「……」
身体を起こし立ち上がるとミタは男に威嚇した。
「何もしないから安心しろ」
「あなたはアランが言っていた厄介な人ですか?」
「どうかな」
そう言って男はミタに近づき顎を掴むと口を開いた。
「君がピンチになればつぐみは助けに必ずやって来る」
「つぐみさんは来ません」
「なぜ、そう思う」
「私が来させないから」
「それは困る、君には眠っててもらおう」
そう言って男がミタの口に口を重ねるとミタは離れようと抵抗した。
だが男のキスはミタの心を奪いミタは男のキスを受け入れ続けた。
そしてミタは倒れ眠りについた。
「お休み」
そう言って男は店を出ていきキナとロシアンブルーのアキが経営しているアイス屋に向かった。
ーアイス屋ー
何も知らないキナとアキはキッチンでケーキとアイスの合体料理を考えていた。
その時、アイス屋の前に黒いロングコート姿の男が立ち止まった。