第3回

文字数 12,215文字

第十七章:

主なる御方その御使い達は、私を、何処かへと運んでいった。そこには燃える炎のような存在がいた。それは人のような姿にもなることもできた。そしてまた別の場所へ、高き山の頂きへと、運ばれていった。その頂上は天にまで達するかのような高さだった(A)。大風が、猛烈に吹き付けてきており、吹きまくり、吹き荒れ、していた……。

わたしは、煌々と、陽の光によって照らし出されてある場所を確認した(a)。その場所に、気づいた。またそこの最果てとしてのエリア(b)、場所を取り囲んである部分(エリア)にては雷鳴が引き起こっており、それらによって取り囲まれているあることを…。その地の底(c)には、火によってなる弓と弓矢、矢筒、火の剣、いろんな稲妻が揃っていた…。また、所謂「命の水」が湧きて、流れだすところ‥日々に、太陽が没するところ、西の火のところに、わたしを連れて行った(d)。また、その火が水のように流れ、西の方の大海に、注ぎ込む【火の川】(Z)にも行った。

またわたしは

全部見、大きな暗闇に達し、肉なるものが(これまでに立ち入ったことのない)全然歩き回らないようなところ(Z')へも行った。また冬の黒雲に、おおわれた山、また、すべての深淵の水が、注ぎ込む所を見た。また、地上のすべて河の河口と、深淵の口を見た…。」

結局は世界の成り立ちのそのすべてを、その構造、ものの出入りにおいての主要なる事情状況に関してのそのすべてを、確認しましただ。改めてユダヤ人にとっての宇宙観世、界観ってやつをエノクはその自身の眼において、実地に、確認させられて

てことになる。その体裁をもってで後人に伝えている。ところで皆さんは天動説をどう思うのだろうか?。そしてまたここに表されてある世界観ってやつを?。



自身としての視座を置くべくしての

ってやつが問題になってくる。あなたはどこのどんな世界において生活してるの〜?、生きているの〜?ってこと…。ある、とある視座においては、地動説

もう完璧に正しい。でも、その視座、世界観において、では、我々人間、動物は、生きてやしないんだ…。(天動説がやはり妥当自然普通になる。)

ここはとてもたいへんにおもしろいところなんだけど〜、それは、まだ公開せずに放ってある創世記Iに譲ろう。深くは突っ込まないでおこう。でも一つだけ:地球の自転スピードは秒速30km。なんにもしなくたってこんだけ動いてしまっているのだ。あなたはそれをこのことを体感できますか?!。不可能だ!。世界観は体感に親和する整理感覚に調和してある形で、なくっちゃならない。それはそれでまた真実、正解として、あり得るのだ。

Aは限りなく天に近い地上の最先端としての境界ポイント。風はそっからの人の進行を物理的な力をもって遮っている。(a)は人が地上にて生活してある地平。(b)はそれの辺境エリア。つまりは、仲間ではない、我等とは不調和なる関係にある人間たち、異教徒たちが生活してある世界。それらによってこの自分たちは取り囲まれてあるのだと。(c)に至ってからは少し人の深層意識としての、その領域においての要素が付け加わってくる。よそ者は、異端者は、異教徒たるもんは、排除したい。殺して亡きものにしてしまいたい。その彼らの領分を我が物にしたい。たいへん

思い衝動考えが実際に起こってきて渦巻いてあるそのこころの暗黒領域。この部分はその領域は、そのまんま、地下においては地獄としての世界とつながってしまってる。





これも地殻内部のマントルだってことでもいいだけど、素の人間の生理的なる感覚としてならば、地獄たるもののそのありようの一断面だってことで、見つめてあるのが健全だと思う。


          そして、この最後の一枚が(Z)としてのもの……。


ここで、ヨブ記 38章を挟み入れます。十八章の為の下準備になるんで。
事前に、読んどいたほうがいいだ…。



わたしが地の土台をすえた時、おまえはどこにいたのか?。
わかるなら言ってみよ、答えてみなさい。

おまえは地の寸法がどのようにして決めたのか?
だれがそのことにおいての事前調査に当たったか?、行ったのか?
この答えをお前は知っているか?。

その土台を支えるものが何なのか?、だれが。隅の親石をすえたのかを知っているか?。
その時、

、声を合わせて歌い、御使いたちは称賛し歓声を上げていたのだ。

海が地の底から吹き出た時、

、その境界線を決めた?

、雲と暗闇を海の着物とし、海岸線で区切って、それをせき止めた?『ここまでだ。これ以上、来てはならない。おまえの高ぶる波は、

止まるのだ』と命じたの?。おまえはただの一度でも、朝に姿を現せと命じ、暁を東の空から(太陽を)昇らせたことがあるのか?夜明けの光に、地上をくまなく、まんべんなく照らさせて、不法な夜の支配に、とどめを刺せと命じたことがあるのか?。(あかつき)を赤く彩り、悪者の巣(夜間)を乱し、振り上げられてあったその彼らの腕を、とどめたことがあるのか?。

おまえは海の源である泉を探り、深海の底を歩いたことがあるのか?。
死の門のありかを突き止めたことがあるか?。地の広さを見きわめたことがあるのか?。
もし、これらのことを、知っているなら、言ってみるがいい、答えてみるがよい。

光は、いずこの、どこから、至り、来るのか?。どうしたらそこへと行き着けることが適うのか?。ならば、暗闇についてはどうだ?。それはどこから来るものなのか?。

その境を、それらとしての境界を見つけ、その源にまで遡り行くことが、真の根源たるものにまでたどり着くことが、はたして、お前などという存在に、できようか!?。

おまえが、これらのものが造られるその前に生まれていて、十分な経験を積んでいるというのならば、そんなことは、すべて知っているはずだ……。

おまえは、「雪の倉」に、行ってみたことがあるか?。雹が造られ蓄えられる場所を見たことがあるのか?。わたしはそれを、戦いの時に使おうと、保管している、保管してあるのだ!。

光の分岐点に通じる道はどこにある?。東風の故郷はどこなのか?。

大雨の水路として谷を掘った、備えたのは、だれか?!。

、稲妻の通る道を造り、砂漠に雨を降らせ、
乾ききったその不毛の大地に、水を十分に吸わせて、
やわらかい草木を、生えさせ、生きながらえさせて、あるのか?!。

雨には当然にその父親がいる。それらとしての露は、どこから来るのか?。
氷と霜、それらとしての、その母親は、だれなるか?!。
水は姿を変えて、石のように固い氷になるではないか…。

、星々(のその運行)を

、オリオン座やスバル座を、引き止めることができるのか?。四季の順序を正しく決め、牡牛座のすべての星を、正しい軌道としてのものへと、導くことが、果たしてでき得るものなのか?。

通じ、天がどのような影響を、地に(地上に対して)、及ぼしてあるのかを、知っている、あるのか?、分かっているのか?!。


おまえの叫び声を、雲にまで届かせ、そこから雨を降らすことを、果たして、命じて、でき得ることなのか?。稲妻を呼び寄せ、意のままに、意のままの場所にて、それ雷を、落とすことができるのか?!。

人に、直観や本能を、授けたのはだれか?。雲を全部数えられるほどに知恵のある者が果たしているのか?。土地が乾ききって固まり、ほこりだらけになるとき、

、天の水がめを、地上に向けて、傾けることができ得るのか?!。

子どものライオンが、ほら穴に伏して給餌を待つ時、また、ジャングルの中に、寝そべって食べ物を待つとき、おまえは、彼らの母親のライオンのように、獲物に忍び寄って、それを、

ことができる得るのか?……。


カラスの子が、ひもじさを覚えて、餌付けされることを訴えて、巣の中で背伸びし、神に鳴き叫ぶとき、その彼らの親ガラスに、

、与えてあるのは、

なるか?!。 抜粋終わり。

*太字で強調した部分が大事で、また空恐ろしい内容だと思える。
*科学では、どうにも、なんともなんない。未だ本質にまでたどり着けていないんだから。
 オカルトとしての占星学のほうが未だまし。でも結局は口に指をくわえてあるまでのこと。
*公金チューチューで肥え太った皆様企業組織も当然にDSも、やがてにおいては主によって
 屠りさられるが運命なのだ。いかな手段手管を用いようがこれを避けることはできない。
*ここは如何に我々人類が無能にして無力にしてか弱き脆き存在であることかの確認として。
*自然現象のその上に、それのメタとして、ある種の人格が在して在るってこと。
*これを認め、自覚して、奉じてあることが、ことの始めなんだよっと……。


第十八章:

また、私はすべての「風の倉」を見た。また、どのようにして、彼が、それですべての被造物と地の基を飾られたのかを見た。私はまた地の隅石(隅の親石)を見た。さらに、ちと天蓋を支える四つの風も見た。私はまた風がいかにして、天の高みを、押し広げているのかを見た。風は、天と地の中間に立ち、天の柱になっている。

私はまた、天空を回転させ、太陽とすべての星々を回転させ、太陽とすべての星の回転を西空に没せしめる風を見た。私はまた、地上にあって雲を運んでいる風を見た。また

使

見た。地の果てに、上方に”天蓋”を見た。

向きを変えて、南の方へゆくと、

ところがあり、そこには見事な

七つ、東に三つ、南に三つあった。東の方の一つは雑色の石、一つは真珠、さらにもう一つはアンチモンでできていて、南の方は赤石でできていた。中央のものは、天まで、神の王座のあたりにまで達していた。後者は、雪花石膏(アラバスター)でできており、王座の上部はサファイアでできている。


私は

燃えている”火”を見た。私はそこに、大いなる土地の彼方に、一つの場所を見た。そこには天が(水が?)集ってくる、きている。私は天の火の柱とともに、地の

を見た。また、その上に、高さも深さも測りきれないほどの、天の、“火の柱”が、降りてきているのもまた見た。その裂け目の向こうに、天蓋は既に上になく、その下に、地の(もとい)もまたなく、上に水もなく、鳥一羽たりとてもいない、ただ荒涼としただけの、ものすごい荒れた場所が見えた。私は

燃え盛る巨大な山のような、私に、()()しを

、霊たち(見張りの天使たち)、彼らの

、そこに見た……。

御使いは言った。「

天と地が

。天の星々と、(元?)天の軍勢の牢獄である」と、「

、(東の空へと)登ってくる前に、神の命令に、

である」ことを、「定められた時刻に姿を現さなかった…」であったからこそだと。「彼は、彼らに立腹し、秘密の年に(もしくは一万年後に)、彼らの罪が完全に罰せられる

、そこにて縛られてある」のだと……。

意訳強byMe



隅の親石は東西南北のことなんだと思う。

個人がこれとしてのものになるって話も聞いたことがある。このケースにおいてはどういったことなんだろう?。縁の下の力持ちってことだけでいいだろね。なんかの支えにはなってるんだろさ。この彼は外からは絶対に視えない。

天空におけるその運動についての強調。それらすべてを主は司ってあるんだよと。

その彼が定めてある天の運行における日時を違えたものだあった。おそらくは自発的、自主的に。ここにおいてはイエスがいちじくの木を呪った話も連、想されるべきかと。然るべきときに然るべき働きを果たさないものであったってことが、糾弾されるべくしてのその的なのだと、ことにおけるその断罪の原因そのものなんだと。せなあかんとことせずに、したらあかんこと、したら、してたら、あかんで〜ってこと。そう言った、そう言っといたことを、してしまう、してしまってたのはなんでや?!。逸脱/本源からの遊離って言葉しか出てこない。結局、結果として、彼と彼らとしての天のご意向が、果たされなくなる、不可能になってしまう。言葉を変えれば、天界としてのその秩序が乱されてしまってるってことなのだ。本来の大目的においてのその完遂が難しく、既に不可能になったやないか〜〜!っと。実際、大いなる意志の元にすべては運行されてあるんだよってことを重々、まずは改めて納得させて、してもろうふてから、そんで、あんたらにおいても、しっかりと、協力してあらなあかんのやで〜〜っと。意外と、ことの逸脱違反に際しては、厳しく、またおっとろしくしての酷い、残酷なる断罪が、その処罰が貴方には臨む、果たされてしまいよることなるんやさからな〜〜っと…。

ことは簡単。こころの内にては神と伴にありなさいよ〜って。
そんで、すべきことにおいて、抜けの絶体ないように。
なんかするときに、そのこころに不安があるなら、彼に聞いてからしなさいよ〜〜って。
この言葉なくしてのなんとなくのコミュニケーションをマスターしてあらなければならない。


第十九章

、わたしエノクに云った:

関係を持った御使いたちの霊魂は、

立たされることになるであろう。彼らは、

姿

、人間を

、まるで、神々に対するかのよう、悪霊に、

、それも、彼らが裁かれる、大いなる裁きの日までのこと。彼らが断ち、滅ぼされる、

なのだ。彼らの女たちも、天使たちを拐かしたが罪のゆえに、魔女とされることと、なるであろう」。

わたし

、これらすべてのことの、その実際の結末/結実を、


人間の内で、私か視たようなものを実際に見たものは、他には、誰も、

……。



あの蛇によって引き起こされた、現在も引き起こされてある、動物性由来としての性衝動、交接衝動、色欲、情欲、これらが問題…。これらに衝き動かされて、実際の行動に移した途端、ことは罪としての結実になる。なにかが本当に汚れととしての状態へと移行する、していってしまう。

これのみにての、これ単独での暴走において、引い起こされているプロジェクション(投影)が、夢見、狂気、おもこ!。汚れとしてのものは、実際はなんなのか?ってことに関しては、純粋生、これに基づいてのこれ単独にての顕現を、阻む、封じる、妨害する、いらぬ、よけいな、邪魔する反応系、それとしての総体のすべて、これとしての習慣を、癖を、業を、その身に培うこと…。生贄ってのは、汗水流してなんとかどうにか稼いだお金、個人として持つそのかけがいのない時間だってことにて、置き換えるのがいい。

ここは、なんとなく馴染みはあるであろう話で、

、例として思うのが一番いいし早い。ことは、ハッキリ言って、より洗練度を増し、より大掛かりなるものへと、マス化していってしまってるんだ。より大きく効率のいい、またより強制力を持つ集金性能を高めた供えたシステムとしてのものへと。

一切のことの背景にては、見えざる存在としての悪しき霊性が、働いている、あるってこと、そのことが卓見なのだ。でもこの書、エノク書においての重要なるは、最初に、ことのはじめに、ころんだのが、世の、社会全般の、会社組織の、人々の、手本になるべくしての指導者たちであったってところ。そんで、彼らは、搾取する側へとその身を、その立ち位置を、移したんだ。

終局的に、ネフィリムとはいったいいかなるものであるのか?、その正体はなんなのか?は、
各自が、自身にて問わなければならない。それは、今も、活きて、存在しているのだから。



第二十章

以下は、寝ずの番任を務める聖なる御使いたちの名前である:

ウリエル、 聖なる御使いの一人、世界と

見守っている。
ラフェエル、聖なる御使いの一人、人間の霊魂を見守る。
ラグエル、 聖なる御使いの一人、世界と光に復讐する。
ミカエル、 聖なる御使いの一人、人類の中でも最も優秀な部分、すなわち神による
        その選民たちを、委ねられている。*キリスト教徒らの守護天使
サラカエル、聖なる御使いの一人、霊魂を罪に誘うそういったヒトの子らの霊魂を監視する。
ガブリエル、聖なる御使いの一人、蛇とエデンの園とケルビムを見守る、見張る。

レミエル、 聖なる天使の一人、神が復活させられた者たちを司られる。(ギ版オンリー)
      
           天使長たちの名、七つ(あり)。


ラグエルの「世界と光に復讐する」が謎だ。『ヨハネの黙示録』ではラグエルは神の命令で終末、これの開始としての合図のラッパを吹き鳴らし、地上に過酷な天罰をもたらす存在として描かれている。ならばだ、ここでの意味は「罪に染まった世界と、(物ごとを明らかにする)光を、尊ばなくなったその魂たちに、神に代わって復讐する」の意味なんかもね。基本、光に復讐するってのは、あり得まい……。


第二十一章

わたしはぐるっと回って、何ひとつとして起こらない場所に達した。私はそこに恐ろしいものを見た。高い点でも、堅固な礎の上に立つ血でもなく、用意の整った、恐ろしい荒野だった。そこにわたしは天の七つの星を見た。七つの星星はそれぞれその場所に、大きな山、また燃え盛る火の方に、一緒に縛り付けら得ていた。そのとき、なんの罪で彼らが繋がれており、また何のテメにそこに放り出されているのかを訊いてみた。聖なる御使いの一人で、わたしの教師役を努めていたウリエルがこう云った……

「エノク、なぜこのことにおいての訳を質する?、知ろうとする?、なぜにことにおいてのその理由を悟ろうとはしないのだ?!。これらの星々は、この彼らは、至高者たる神の掟、定めに反し、背き、もとり、逆らいしたる者…。「でーっ」あった、あるが故に、ここに、封じられ、縛られたままにてある。万年を単位としての時代が、数多過ぎゆき、彼らが犯した罪が、日数において満ちるまで、彼らは、今のこのままの姿、この状態にてで、捨て置かれる」。

そして、そこから、前よりも恐ろしい場所へ行って、恐ろしいものを見た…。

そこに、炎を吹き上げ、巻き上げながらにして、轟々と燃え盛る、大きな大きな炎の壁を、山脈を、見たのだ。それにはギザギザの切れ目としての裂け目があって、その裂け目としての先端は、深く抉られたかかのような、深い深い、無限に落ち込んでゆくばかりかのような深淵へと、繋がっていて、大きな火の柱が下へ、その中へと、投げ下ろされてあった。ことのその規模、その大きさは、見極めがつかず、まったくもってできないほどまでの大きさだった。また、その源を覗き見る、この深淵を覗き込むことさえも、実はわたしにはできなかった…。(ことが背景において秘めてあるその秘密が神秘が余りにも怖ろしきものであるが余りに…)。

そのとき、わたしに付いていた聖なるみ使いのひとりであるウリエルが、私に向かって口を切った。「エノクよ、きみがこれほどまでに恐れを感じ、この場所の恐ろしさが故にか、またこれ程までの痛々しくしての光景を目に、前にして、これ程までにも動揺するとはどうしたことだ?」

またわたしにこう云った…「ここは、これは、み使いたちにとっての獄舎なんだ…。彼らは永遠に、此処に、つなぎ、留め、置かれる、置かれるべき、者たちなのだ」。


ノート:
おそらく、ここにて断罪にあっているみ使いたちとエノクは基本同胞同列なんだ。おんなじ側の存在だってこと。彼らとしての立場を現在分けてあるのは、違反を犯したか、犯していないかのその違い、その差だけ…。動揺をもたらしてあるものの本質は、違反に際しての神の怒り、その呪いの凄まじさを、非情さ残酷さを、具体的に識った、分かった、視たことこそにこそある。究極的に、絶対的に、救われることなど、もうあり得ないではないかと……。



第二十二章

そこからわたしは別なところへと行った。彼(ウリエル)は、西方に大きな、高い、硬い岩からなる山々を見せた。その中に、深くて、幅が広く、平坦な窪地、それとしての場所が

あった。あまりにも

、ころころ転がりそうだった。覗き込むにも深くって、また中は暗かった。そのとき、わたしに付いていた聖なるみ使いのひとりラファエルが、わたしに向かって、口を切った、「この窪地は、霊魂、死者の魂が、集まってくるようにと、彼ら(死者)の為に、造られ、用意されてある場所なのです。すべての人間の魂は、

。ここは、彼らを住まわせるために設えられた場所であり、彼らの裁きの日まで、彼らにとっての定められたときが訪れるまでは、そこにて、とどまる。定められたときとは、彼らにとっての大いなる裁きの日のことで、まだ遠い先、未来のことではある。」

わたしはまた死んだヒ人の子らの霊魂を視た。彼らの声は天に達して、告発していた。そのとき私は、わたしに付いていたみ使いのラファエルに尋ねた。「こんなに天に向かって声を発し、告発し続けているこの魂は、だれのものなのですか?」」

彼は私の問に答えて云った...
「この魂は、兄の

殺害された

から
出ているものなの。彼は彼(兄)の子孫が地の表から滅び、彼の子孫が人間の子孫の中から姿を消すまで、告発、

、続けているのです」。

そこでわたしは、そのとき、彼に、またすべてのものの裁きについてを尋ねてみた。
「なぜにこれらの窪地は、一つ一つ、明確に区切ってあるのですか?
彼は、わたしの問に答えて、「この三つの区切りをもってなる窪地は、死者の霊魂をより分けるためのもの。同様に、義人の魂も別にしてあり、これはその上に光がキラキラする水の泉である」。同様に、罪人が死んで地中に埋められるときの為に、区切りができている。」
彼らは在世中、裁きに合わなかった。ここに、この大きな悲痛の中に、彼らの魂は、別にして隔てられ、大いなる裁きと刑罰の日を迎える。呪いを発するものには悲痛が永遠に降りかかり、彼らの魂には復讐が降りかかる。彼(神)は、彼らを、永久に、ここに繋いだままに、置かれることだろう。

もしそれが永遠の昔からだったとしたら、同様に、告発しいるもの、罪人の時代に、殺されたような場合、その殺害について証拠を見せようという人の為にも、仕切りができている。同様にして、義人ではなく、罪人であったもの、悪行をさんざんに働いたものの魂にも、仕切りが造られている。彼らは悪党どもと一緒に、悪党並みの扱いを受けるであろう。裁きの日に、殺されることもなく、ここから連れ出しても、

。私は栄光の主を誉め讃えて云った。「わが主、栄光と義の主は、ほむべきかな。

永久に、治め給うおかた。」


第二十三章

そこからわたしは、また進んで、西のほうのある地点まで、地の果にまで、達した。
わたしは、燃え盛る火の玉の数々を、また休むことなく駆け巡る無数の火の玉を見た。
それは、それらは、夜昼を分かたず、延々と、走りつづけることを、止むことはなかった。
わたしは、休むことをしらないこのものは、ものらは、これらとしての動体が、
一体何なんなんだろうかと問うてみた...
このとき、たわしに付いていた聖なるみ使いのひとりたるラグエルが答えていった...

「あなたが、西の方に見た燃え盛りながらにしながら駆け巡ってある火の玉、
 あれは天における、そのすべての光体である」。


ノート:
夜空の星々はなぜに光っているのか?。またいったいどれほどまでの星々が、肉眼においての確認ができる?、つくものなのか?。まったくもっておかしいねん!。あれらの本当の正体って本当に恒星やら惑星なのか?!。ことの真実は意外と子供心においての空想においてよってが正解である場合もある。あれらとしての命の瞬き、それらとしての生存、活動運動奉仕であるってのがほんとの所なんかもねっ!。すべてが霊光としてのものを放ってる〜〜!。


第二十四章

そこから、わたしはまた進んで、地上の別の地点に達し、昼夜炎をあげる火の山を見せられた。その方に行ってみると、そこにわたしが見たものは、堂々とした

山々で、ひとつとして同じものはなく、岩は大きく美しく、その姿は、いずれも堂々としていて、称賛するに値し、その外観は、ほんとうに見事なものだった。七つの山々の内のその三つは、東のほうにあって、互いに高さを競い、他の残りの内の三つは、南にあって、これらもまたお互いに高さを競いあっていた。また、深く、うねり曲がる盆地がいくつかあったが、いずれも、他とつながっているものはなかった。七つ目の山は、これら六つの山の真ん中にあって、その高さは全体として王座にも例えるべく、また香り高い木によって囲まれ覆われていた。その木の中に、わたしが今までかって嗅いだこともないような香りを発するものがあり、その中のどれも、またよその木のどれにも、これに比するべきものはなかった。香りにかけては、それの右に出るものはなかった。またそれの葉、それが咲かす花、それの木の幹は、永久に衰えることはなく、それが結ぶ実もまた美しく、その実は、なつめやしの房に似ていた。そのときわたしは云った...
「見よ、これはほんと、見事な木だ。見た目において、ほんとうに見事だし、見るもののこころを和ませ楽しませる。その実がまた、見た目において、甚だ快いではないか!」。
そのとき、わたしについていた聖なる、大いなるみ使いのほとりで、それらの山々や木々を司るミカエルが私に答えて云った...。






ノート:
七つの集団、グループ?部族、民族?国家?
ミカエルが世話役になったいる以上、キリストを信仰してあるなんらかの共同体であろう。


第二十五章

彼はわたしに云った。
「エノクよ、なぜにこの木の香りのことを、私に尋ね。また見極めようとするのか?」

わたしは彼に云った。
「すべてのことについて知りたいのです。なかんずく、この木についてを、今は。」

彼(ミカエル)はわたしにこう答えた...

「あなたが見た、主のみ座にも似た頂上を持つあの高い山は、聖なる大いなる栄光の主、永遠の王が、祝福をもって地を訪ねに、降りてこられたるとき、おかけになるはずのみ座である。見事な香りがするこの木には、神が、

、彼らが永遠に滅ぼされる大いなる裁きのときまで、それに触れることは、

。その裁きのときには、この木は、義人と、

与えられるであろう。その実から選ばれたものに、命が与えられ、それは、

、永遠の王なる主の住居の近く、

植えられることになるであろう。そのとき、彼らは大いに喜び、聖所で狂喜し、骨の一つ一つにその香りを染み渡らせることになる。きみの先祖たちのように長生きし、彼らの生きいる間、悲しみ、苦しみ、艱難難儀、災難が、彼らに触れることはもうない」。

わたしはそのとき、このようなものを義人に備え、このようなものを創造して、彼らに授けることを約束された永遠の王、栄光の主を、誉め讃えた....。


ノート:
新たなる楽園、それの出現のはなし…。

は、教え従うに際して、果たされたその奮闘に対して、
順次、各個、報いるとしての話でしかない。


第二十六章

わたしがそこを去り、大地の真ん中を歩いていると、神に祝福されてあることが分かる、水が豊かに蓄えられている場所へと至っていた。そこには、切り倒された木々の根から、それらはまだ死んでおらず、それらから生えだしてきてた枝々が転がってた。そこに、わたしは、聖なる山をも見た(シオン)。山のふもとを、南の方角(下)に向けて、流れ出してある水を、川を、それの東っ側に、見た(シロアムの流れ)。わたしは東の方にも、もう一つ山を見た(オリブ山)。これははじめのやつよりも高く、その両者の間に深い、しかし広くはない谷(ギデロン)があり、その中にも、水がやまのふもとに向けて、流れてる。それの西に、これよりもの低い、あまり高くない山がもう一つある(とがの山)。その麓には、両者の間にては、谷が(ヒンノムの谷)横たわっているのが見えた。また、この三つの山々の端には、深く、乾燥した谷が、いくつもあった。いすれの谷も、深さはあっても、幅はなく、固い岩からできており、木が生えかかっている…。もしくは木はまったく生えていない…(ギリシャ語ver)。私はその岩々に、驚嘆し、谷に驚嘆し(ヒンノム)、目にしたるすべてに、甚だしく驚嘆していた…‥。


第二十七章

そのとき私は言ったのだ。
「この一面に木の生い茂ってある、祝福冴えた土地と、
その真中にあるこの呪われたかのような大地は、なんの為のものなんでしょうか?」っと。

すると、そのとき私に付き添っていた聖なるみ使いの一人であるウリエルが、
私に答えてくれてた。彼云わく:
『この呪われてある谷は、永遠に呪われたものの為のもの。神に対してけしからぬことを口にしたものは、ことごとく、ここに集められる。また、かれの栄光に対して聞くに耐えないようなことを云うものあれば、ここが、彼らにとっての仕置、処刑、断罪の場となるのだ。』

『終わりの日には、彼らに対する正義の裁判は、義人たちに対する、永遠の見世物とされることであろう。(他人に対して)

、免除に、恩赦に、恵まれる。そういったものが、もし出たならば、栄光の王、永遠の王を、ここで、ここにおいても、誉め讃えていてあることだろう。また、彼らの裁きの日に、憐れみにおいて、これによって、彼らにおけるその

、ご理解してくださったとし、彼、神を、誉め称えることとなるであろう。そのときには、このわたしも、栄光の王を、誉め讃え、直接彼に語りかけるをもって、その偉大さにふさわしくして、彼を、誉め讃えて、あることであろう……。』

*誉め祀るを、歌うをもって、してあることだろう…かな?。
*最後のは、ウリエルの言葉なのか、それともエノクの言葉なのか、これが分からい。







つづく



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