seventh night of Julyの奇跡と告白
文字数 1,099文字
空を流れる天の川を見ていた私に片桐くんは、声をかけてきたのだった。
片桐くん……じゃなくて、彰文くんに名前で呼ばれると私の顔は、今までにないぐらい熱く感じた。
恥ずかしい……。
自慢げにする彰文くんを他所に私は、緊張と恥ずかしさで蒸発しそうになってしまう。
先輩なのに情けないなぁ。
星空なんてどうでもよく感じてきた。
再び彰文くんに声をかけられる。
それを言い終わるのと同時に彰文くんに頬っぺたにキスをおとされた。
近い……近すぎる!!
よく見ると顔とか整ってるなぁ……って私は何を考えてるのよ!!
顔を真っ赤にさせて混乱する私を彰文くんが抱き締めてくれる。
私は、彰文くんに顔を近づけ、軽く唇にキスをおとした。
私は悪戯っぽく笑う。
すると、彰文くんはばつが悪そうに呟いた。
私と彰文くんは、手を繋ぎあい、空を見上げた。
空のイリュージョン……。
雲が一つもない空を彩る星たち……。
私たちを祝福してくれているかのように輝くベガとアルタイル……。彦星と織姫……。
この日、私と彰文くんはカップルになった。
ちょっと展開が早いけど私たちは、私たちなりの恋愛をしているんだから……。
そうそれは……会社の社内規則に縛られながも必死に恋をする……。
これが一番大事な事だと夫婦になった今でも思い続けているのだから……。
皆さんも、恋することに貪欲にならないでね♪