第2話

文字数 439文字

わたしは、とても、びっくりした。
モモというおんなのこは、いえのなかにいるのがすきなこで、いつも、えをかいたり、ほんをよんだりしていたの。
わたしは、そとであそぶのがだいすきだった。
いつも、かんがえていた、どこかとおくにいきたいと。
でも、そんなことをいうのははずかしくて、1かいもだれにも、モモにもいったことはなかった。
それを、あの、モモがいうんだから、ほんとにおどろいたわ。
モモはこういったの。
「とおくにいって、いろんなせかいをみて、たくさんのすてきなえをかきたい!ほんのなかだけでは、もう、まんぞくできない。なにより、ここはとてもあつい!ねえ、ふたりですずしいくににいこう!」
そのとしのなつは、とてもあつかったの。
わたしはモモのきもちが、よくわかったわ。
でも、そんなにかんたんには、きめられなかった。
とおくって、どこにいくの?
たびには、おかねがいる。
みんなには、なんていうの?
まさか、だれにもいわないで、いくんじゃないでしょ?
わたしはおもっていることを、ぜんぶ、モモにきいたわ。
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