#7

文字数 592文字

「おいおい!サブローの兄ぃ」
「なんや、みそっぱち」
「いやー暇やったから」
「こっちゃあ暇じゃないんだよ」
「?」
「おらぁ!アイスコーヒーを入れろ!」
「いやだよ、コーヒーはホットに決まってる!」
珈琲喧嘩である。
「アイスか、ホットかの喧嘩だ、やれやれだ」
「まあ、ホットのブラックだけどね」
「ミルクに決まってんだろー!!!!!!」
ここも珈琲喧嘩である。

***

「すみませーん」
「はいはいはいはい!」
「あ、立山紅葉です、」
(なんや、この可愛い子)
超ドタイプ。
(知らないよ、サブロー)
(いや、この美しさ・・・)
(わかったわかった、かわいいかわいい)
(だろ、)
「そこ、何話してるの!」
「まあ、ちょっとした話ですよ・・・依頼は?」
「未確認飛行物体がいて・・・」
「未確認飛行物体?!」

***

「この商店街に?」
(あれここって)
「おぉー!サブローじゃあねえいか」
須藤天子がいた。商店街の青果店を営んでいる。
「お知り合い?」
「まあ、友人です」
「知り合いよ、」
「この人は?」
「達山紅葉さん、未確認飛行物体を探しているらしい」
「未確認飛行物体?ああ、あの辺さっきいたよ」
「いる時間帯長い、」
「希少価値高そう・・・」
金に目が・・・・。

***

「おっ!」
「いた、あれです」
なんかハチみたい。
「これが未確認飛行物体・・・
顔はアザラシ。体はハチ、そして尻尾はキツネ?
「いろいろと組み合わさってな、」
「やばそうなんだけど・・・」

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