第3話 なかなか気づかないよね
文字数 761文字
ブンブ、居るかーい？
まあ、居なくてもいいかｗ
じゃあ、いくよ！
まず、結論から言おう！
それは、クラスのみんなのブンブへのやさしさだね
やさしさ？
おっ！
いたのねｗ
いま見たｗ
うん、じゃあ続き！
ブンブのクラスってさ、金曜日の五時限目が学活だったでしょ？
えっ！
そうだけど……、なんで知ってるの？
まあ、それが今回のキーだからね！
キー？
そう
鍵ね！
でさ、先週の学活って何やったか分かる？
分からんです！！
だよね、だってブンブは、お昼を食べた後、早退して病院に行ったんだもんね
だから、先週の金曜の学活の内容が分からない
と言うか、ブンブはずいぶん前から、この日が病院って決まってたから、事前に学活の内容が決まってたとしても気に留めてなかった、ってのが正確なところかな？
うん、まあね
まあね！
じゃないでしょ！
そういうときでも、ちゃんと先生の話しは、聞いておかないとダメだぞ！
そんなの分かってるってー
ほんとに？
まあ、どうせ口だけだと思うけどｗ
うるさーい！
うるさーい、じゃ、なーい！！
ブンブのためを思って、言ってあげてるんだからね！
だから、分かってるって！
それより、ひあ姉、また、それてるよ！
あっ！
そうだった
ごめん
あれ？
なんで、私が謝るのよ？
いいから、ひあ姉！
続きが気になる！！
そうね……
じゃあさ、ブンブのいない、この学活で何が行われたか考えてみて？
うーん、レクとかじゃないと思うな
なんで？
レクとかだったら、午前中とかお昼とかに、そういう話しをするしね
でも、そういうのは無かったから、たぶん学級会だと思う
うん、いい線ね！
たぶん当たりよ！
じゃあ議題はなんだったと思う？
うーん、今クラスで問題になってることなんてないんだよね
そんなことないよ、一つだけあるでしょ？
とっても身近に
えっ？
あるの？
何が？
まあ、自分の事だと、なかなか気づかないよねｗ
自分のこと？
あっ！！
