『 乱 華 宴 』 … おんな と おとこ の 艶(えろ)噺 …
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おせん。
親の付けた名は「お染」(おそめ)。
染物屋の末娘で、不細工で根性曲がり。
「こんな不出来な娘、どうせ行き遅れるに決まってらぁ!」と、
数え十五で取引先の呉服商の隠居の後妻(というか妾?)に嫁がされるが、
顔見知りの彫り物(入れ墨)職人と駆け落ち。
江戸から外れた山際の寺の裏の離れで、
刺繍の内職をして、生計をたてている。