三幕
文字数 1,334文字
ゴールデンウィークを終えた5月の中旬
オレの思い描いていた先輩後輩の関係とは程遠く、木ノ本はよそよそしく、距離を感じる。
昼休みの食堂で一緒に昼食をとりながら、木ノ本に愚痴る
ニヤリと笑い、意地悪を言うが、木ノ本は飄々と
木ノ本は吐き捨てるように言う
いい笑顔で、木ノ本が、心を抉っていく。
本当にそういう所が可愛げがない
記憶を失っている部分もあるせいで断言はできない。それでもその頃は芸能界にいて
学校へ行く時間も少なく、いじめなんてしている時間はない。そんなことするなら
演技の練習をする。だが、その事を言えば、俳優をしていたことを話さないといけない。
学校へ行く時間も少なく、いじめなんてしている時間はない。そんなことするなら
演技の練習をする。だが、その事を言えば、俳優をしていたことを話さないといけない。
その言葉にほんのりといやらしさを感じる。