恋の成就にチェンソーを

文字数 7,394文字

「わたし、チェンソー買う」
 目を輝かせながらマコが言った。何を言ってるかわからない。
「……なんで?」
「好きな人ができたから」
 何言ってるんだろうこの子は。わからないけど、アホなんだな。それは間違いない。
 とりあえず順を追ってみよう。
「今度は誰?」
「柔道部の門田先輩! ほら、きのう全校集会で表彰状もらってた」
「ああ、全国行くんだっけ」
 はっきり覚えてないけど、短髪で無骨な感じだったな。
「そうなの! 堂々としてて、岩みたいでかっこよかったなあ」
 岩ってかっこいいか? とは思うものの、マコはそこで落ちてしまったわけだ。
「でね、部員の人に聞いたんだけど、先輩は強い人がタイプなんだって」
「ふうん。まあ柔道家らしいね」
「だからわたし、チェンソー買う」
「なんでだよ!」
 順を追ってきたはずなのに、どうしてそうなるのか。絶対どっか間が抜けてるとしか思えない。
 理解不能な私を意に介さず、マコは自信たっぷりに言い放った。
「チェンソーを持てば強くなるでしょ」
 なんでそんな純粋無垢な顔ができるんだろう。自然とため息が出た。これはちゃんと言ってやらないといけない。
「あのねマコ、ちょっと考えてみてほしいんだけど、それはチェンソーが強いのであって、マコ自身が強いわけじゃない。そもそも先輩の言う強いって、多分そういうことじゃないでしょ。もっとこう精神的なさ」
 ところがマコはふふんと得意げに笑ってみせた。
「その通りだねりっちゃん。そこまで辿り着ければ、一般ピープルより上のステージに立っていると言えるでしょう」
「腹立つ」
「でも待って。例えば剣道。あれは竹刀という道具と向き合って、極めたからこその強さじゃない? 竹刀がなければ、お面をして奇声を発するだけの怪しい集団に過ぎないの」
「剣道をしてる全人類に謝れ」
「いかに道具といってもそれは己と向き合うことと同じ。その道具がチェンソーならどう? 単純に道具として見ても、竹刀よりよほど強いでしょう。なんてったって破壊力が違う。つまりチェンソーに向き合って極めることで私はとても強い存在になる。お分かり?」
「わかったようなわからんような……それでなんでチェンソーなの?」
「え、チェンソーは強いでしょ」
「そのこっちがおかしいみたいな顔をやめなさい」
 大体チェンソーに向き合うってなんだよ。
「りっちゃん、恋愛の基本っていうのは外堀を埋めることなの。だんだん相手との距離を縮めていって理解を深める。これがセオリーとされてるの。でも、果たして先輩のような強者にそんな基本が通じるかな?」
「いや柔道は強いかもしれないけど恋愛面で強者かどうかは」
「武道家の先輩の守りは堅牢。ちょっとやそっとじゃびくともしない。外堀を破壊して一気に攻め込むぐらいの威力が必要なの。そこらの槍や刀ではとても難しいことよ。ところがそれができてしまう。そう、チェンソーならね」
「全体的に話聞いてないなこいつ」
 そのチェンソーへの謎の信頼はなんなんだよ。私には石塀に刃が弾かれるイメージしかないけど、マコにとってはそうじゃないらしい。というか破壊するなよ外堀。それつまり距離感の破壊だろ。
 なんでこんな奇天烈な思考回路してるんだろうこの子は。マコは特別美人というわけでもないけど、そんなに残念な感じでもない。普通にしてれば愛嬌も可愛げもあると思う。普通にしてれば。
 きっとマコにとっての理想の形があって、それを実現させるための手段をマコなりに考えた結果が……ちょっとこう、個性的なんだな。
 高校に入って一年、マコと出会ってからも一年になるけど、わたしの前の席に後ろ向きで座って、新たな恋のはじまりを嬉々として話すマコの姿を、私は何度も見た。
 マコは恋多き女だ。でも実ったことはない。数々の失敗談がある。
 たとえば、相手がショートカット好きと聞いて、スポーツ刈り並のベリーショートにして引かれた話。
 ファッション好きでおしゃれな相手に合わせるために、パリコレを参考にした前衛的な出で立ちで現れて初デートが七秒で終わったというか逃げられた話。
 デスメタル好きなバンドマンのために、白塗りして黒い星を描いた顔で追いかけて叫ばれた挙句、先生から呼び出しを食らった話。というかそれで登校すんなよ。
 歴史男子へのラブレターに、木彫りしたミニチュアサイズの千手観音を添えて投げ捨てられた話。
 そのすべての恋が無残に散った。
 そりゃそうだ。最後のなんて、下駄箱を開けたら可愛らしくラッピングされた箱があって中から千手観音って、ホラーでしかない。
 きっと努力の方向音痴なんだろう。それでもマコは頑張るのをやめない。いつだってひたむきなのだ。
 その姿を見ていると、時折ちくっと胸が痛む。

 チェンソーは意外とリーズナブルで、安いのは一万円以下からあるんだそうだ。個人で使う分なら資格が要らないというのも意外だった。
 だがそこはマコのこと。ネットを物色し、すでに注文まで済ませたらしいが、なんと十万円超えのプロ用をオーダーしたのだ。そのためにお年玉貯金にまで手を出した。
「そういうのって将来のための積み立てじゃないの?」
 と言ったら、
「わたしの輝かしい未来への投資だから使い方あってるよ」
 と返された。破滅への第一歩じゃないことを祈る。
 数日経ってマコから「開封の儀を行うので我が邸宅に来られたし」と言われた。大層なことをいってるけど要するに届いたらしい。届くまでにマコはだいぶチェンソーについて勉強したそうだ。
 マコの家の縁側に座って、庭で彼女が箱を開けるのを眺める。ぽいぽいと梱包材を除いて赤いボディを取り出すと、マコは心底うっとりとした顔で自分のチェンソーを眺め回した。
「いやあ、たまらんですなこの重厚感。こいつは遠心分離式エアフィルタシステムを搭載していて、フライホイールの回転でゴミを振り分けることでフィルタメンテナンスまでの時間が従来機種の約五倍になっているっていうスグレモノでね」
「うわーマニアになっとるー」
「どうせ買うならパワフルなのにしようと思ってエンジン式にしたんだけど、家で使う用にAC電源式を置いておくのもアリだよね。りっちゃんはどう思う?」
「そしてすでに二台目以降の購入を検討しているー」
 この数日で何があったんだよ。どう思いようもないわ。林業でも営んでんのか。と言いたいところだったけど、本当にマコはうれしそうにしていて、そのうれしさの先に先輩との日々を夢見ているのがわかった。
「それで、そのチェンソーどうするの?」
 するとマコは、ぴっと屋根の向こう側を指さした。
「あそこへ行きます」
 そこはマコの家の裏手にある小さな山だった。まばらに生えた針葉樹に五月の青々とした葉が茂り、二等辺三角形を成して空へ向いている。この山はマコのおじいちゃんが所有しているらしい。
「あのへん丸裸にしていい? って言ったら『うん、ええよ』って」
「おじいちゃん寛大すぎない?」
 二人で山小屋へ荷物を持ち込むと、私はさっきと同じく小屋の前にあった木の椅子に腰掛け、マコの様子を眺めた。
 構造まで頭に入れてきたのか、説明書もさほど見ずに、マコは手際よく刃とオイルをセットしていく。それらが終わると、両手でチェンソーを持ちながら半笑いを浮かべてきた。
「ふひひ」
「こっち見んな」
 チェンソー持って興奮する女子高生がどこにいるんだよ。ゴーグルしているせいか余計に怪しく見える。天はなぜこいつに自由にできる土地と木を与えた。
「じゃあいく、いくね」
 チェーンブレーキがどうとか、あちこちいじると準備が整ったらしく、マコはスターターに指をかけた。本当は少しコツが要るらしいけど、マコのモデルは「楽らくスタート」っていう機能が付いていて、簡単にエンジンが掛かるという。こっちは別にチェンソーについて詳しくなりたくないのに、いちいち説明してくるのだ。
 緊張の面持ちでマコがスターターを引っ張ると、ブオンという爆発音と共に、チェンソーが動きだした。そうなるだろうとわかっていても中々の迫力で、空気が揺れて振動がこっちまで伝わってくるみたいだ。
 離れたところにいる私でも感じるほどだから、がっつり手に持っているマコなんて相当振動がきているに違いない。見ると案の定、その場に立って揺れに耐えている。
 それにしても一歩も動かないのはなんでだろう。と思ってたら、マコはぎしぎしと首を旋回させ、私に向かって口をぱくぱくさせた。
 こいつ、腰が抜けてる!
「電源! 切って」
 私が叫ぶと、マコはおろおろと手をさまよわせながらも、なんとかレバーを操作することができた。音と振動が止み、そのままマコはぺたんと座り込む。
「大丈夫?」
 チェンソーを太ももに置いて、マコは茫然としている。もう停止しているのに、手が震えてるのが目に見えてわかった。
「よよ、よゆう。よっちゃん」
「うそつけ」
 さっきとは違う意味で半笑いになっているマコに軽くチョップする。意外にもマコはびびりなのだ。衝動的な行動が多いから私もたまに忘れる。びびりっていう気質とも矛盾してるし。
 マコほど「恋は盲目」って言葉が似合う子もいないと思うけど、チェンソーが起動することで、本来の気質が呼び起こされたんだろう。まあ気持ちはわかる。ただでさえ大きい刃物が高速で回転していて、それが自分の手の中にあるとなれば、怖くなるのも当然だ。
 それでもマコはやめない。
 しばらく休憩すると「ようし」と言って立ち上がり、決然とチェンソーを持った。
 今度は大丈夫なのか、と思っていたらやっぱり大丈夫じゃなく、またへっぴり腰ですぐに停止させる。しばらく休憩して、がくつく膝を落ち着かせたらまた挑戦。その繰り返し。でもマコは、毎回「あー!」と心底悔しそうにしていた。
 ……どうしてこんなに頑張るんだろう。
 正直、この恋が成就するとは思えない。いくら理屈の上で「やってみなければわからない」と言っても、それが叶うかどうかは現実によって決まる。
 小学二年生の時、私にはじめて好きな人ができた。
 同じクラスの男の子で、足が速く他の女子からもすごく人気があった。その時期の男女ってけっこういがみ合うことが多いと思うけど、彼だけはその枠から外れていた。彼と言葉を交わすことや目が合うことさえ、女子の中でのときめき案件だった。
 それだけ人気の彼だから「好きだけど自分のことなんて選んでくれるわけない」って普通少しは思うところ。でも当時の私は幼いことを差し引いても、そんな不安なんて持ってなかった。理想と希望をずっと抱いて見つめていた。
 二月になり、バレンタインチョコを作ることにした。これも生まれてはじめてのことだ。目指すは少女雑誌に載っていた、きらびやかにデコレートされたハートのチョコ。
 自分でやらなきゃ意味がないと思い、母にはやり方だけを聞いて作業への手出しは断った。もちろん最初はうまくいかない。形が不格好だったり、焼き加減が悪かったり、雑誌の写真とは程遠い代物ばかりが出来上がっていった。
 それでも私の頭の中には、いつか完璧なチョコを作り上げて彼に渡す光景が浮かんでいたから、最後までめげずに頑張れた。幾度の失敗を乗り越えて、ようやく満足のいくバレンタインチョコを作るに至ったのだ。デパートで買ってもらった可愛い包装紙でラッピングすると、えも言われない充足感があったのを覚えてる。
 次の日、こっそり学校に持っていき、放課後までずっとドキドキしながら、渡す機会を待っていた。
 帰りの挨拶が終わり、いよいよ下校の時間になると、私は下駄箱で彼を呼び止めた。
「あのっ、これあげる」
 気恥ずかしくて多少ぶっきらぼうな言い方になってしまったけど、それでも精一杯チョコを持った腕を彼へと伸ばした。
 彼は一言だけ私に告げた。
「いらない」
 それだけだった。友だちに呼ばれて彼はすぐに行ってしまい、私はその場に立ち尽くした。
 ずっと描いていた、受け取った彼が喜ぶ姿、はにかんだ笑いを交わす私たち。それらが何度も頭をよぎり、その度に薄れて最後には消えてなくなった。
 どうして。なんで。お母さんになんて言おう。
 何も考えられなくなっていた。当たり前だ。描いていたものがすべてなくなったら、何も見えなくなる。ただその時の私に漠然とわかったのは、信じたくない現実の絶望だけだった。
 だらんと腕を下げて立っていた私は、やがてチャイムが鳴ると、女子トイレのゴミ箱に箱ごと捨てた。
 それから私は、頑張らず挑戦せず、身の丈をわきまえるようになった。大抵やる前に駄目そうな感じがする。どうせ駄目なのに、頑張って傷つくだけなら何もしない方がいい。その方が、ずっといい。
 こんな経験は、誰もが通る道なのかもしれない。だとしたら余計に、夢を見ることが信じられなくなった。
 じゃあ、私はなんでマコから目が離せないんだろう。無理だと思っているのに止めないのは? なんでマコを見ていると、胸の奥が痛むんだろう。
 自分自身にうちのめされながら、それでも挑み続けるマコは、確かにチェンソーと向き合っていた。

 五月末、私は再びマコに呼び出された。チェンソー起動中の時間が長くなってきたところまでは知ってるけど、「ここからは一人でやる」と言われたのでまた数日ぶりだ。
 裏山へ行くと門田先輩がいて、椅子に座っていた。近くで見ると本当に大きな岩みたいだ。先輩の前には木机があり、その上にチェンソーと薪が並んでいる。私は立ち会い人という形で、少し離れた後ろの席を指定されていた。
 ほどなくして小屋の中からマコが現れ、木机の向こう側に立つと、丁寧にお辞儀した。
「では、はじめます」
 ゴーグルを装着して、マコが足元のラジカセのボタンを押す。爆音で曲が流れて私が驚いている間に、マコはさっとチェンソーを起動して踊りだした。
 情熱的なサンバのリズムに合わせてチェンソーを振り回し、時には空に掲げ、外連味のある独特の振り付けで激しくダンスを踊った。木の葉が舞い、左右に振られる度にチェンソーが唸りを上げる。
 なんだこれ。山を登った先で、我々は一体何を見せられているのか。チェンソーの操りぶりについてすごいと思う反面、眼前の摩訶不思議な光景に首を傾げざるを得ない。
 先輩はどんな心境なんだろう。私の位置からでは顔は見えず、ただ腕組みをして微動だにしない。見ず知らずの後輩に呼び出され、チェンソー持って踊り狂う姿を見せられる気持ちってどうなんだ一体。
 曲がクライマックスに差し掛かると、マコはとうとう薪に刃をかけた。精一杯踏ん張り、木くずを飛ばしながら一つ、二つ、三つと、両断していく。そしてラスト。クレッシェンドするドラムの音に呼応するかのようにチェンソーの駆動音を轟かせながら、木机をど真ん中でぶった斬ってみせた。
 エンジンを停止させた後、ラジカセの傍にチェンソーを置いたマコは息を荒げながら、ゴーグルを上げてまた一礼した。
 その時マコがふらついた。
 あっ、と飛び出そうとした私より先に、マコの肩をがっしり支えたのは先輩だった。
「ほとばしる恋情、しかと見させてもらった」
 いきなり至近距離に来た先輩を見上げ、一瞬目をぱちくりさせたマコは、遅れて「えへへ」と照れ臭そうに笑ってみせた。相当の疲労があったと思うけど、そんなものは吹き飛んだようだ。
 先輩はたくましい声で続ける。
「見事な演舞だった。俺もお前の実力について認めざるを得ないようだ」
 ……ん?
「お前は強い。チェンソーとは恐れ入った」
 ……え、そうなる? いやならないだろ。ああ、なんてこった。先輩もそっち側だとは。
 これだと逆に私の方が異端みたいになるけど、特に問題はないことに気がついた。むしろマコたちはお似合いの二人になるんじゃないだろうか。
「じゃ、じゃあっ」
 期待に胸膨らませたマコから、しかし先輩は「いや」と言って腕を離し、林の奥に向かって呼びかけた。
「もういいですよ」
 木陰から現れたのは、きりっとした女の人だった。若いけど私たちよりは年上に見える。
 マコの横を過ぎてやって来た彼女の隣りに立ち、手を差し向けながら先輩が言う。
「うちの部員にはまだ伝えていないが、彼女は中央大学の二年で、春ごろから我々は交際している」
「うっ」と呻いて、マコはのけぞった。
「きっかけは中央大学への出稽古だ。彼女はクレー射撃のナショナルチームに入っていて、獲物を射すくめるようなその鋭い眼光に俺は惹かれた。文字通りハートを撃ち抜かれたというわけだ」
 うわ、うまくねえ。と私は率直に思ったけど、マコに敗北感を与えるには充分だったらしい。
「銃には勝てない……」
 膝から崩れ落ち、衝撃に打ちひしがれるマコへ、先輩はとどめを刺す。
「お前は強い。だが彼女の方が強い。それだけのことだ」
「うああああああっ」
 とうとう耐えきれなくなり、マコは泣き叫んだ。情け容赦ない一言だったけど、変に希望を持たせるよりは、という先輩の気遣いだったのかもしれない。
 先輩たちが去ってからも、マコはわめき続けた。
 最終的に、ことの顛末が私の理解が及ばない領域まで行っていたとはいえ、マコの悲しみは本物なので気の毒に思っていたけど、「ぬがああああああ」とか「いぎいいいいい」とか、あまりにケモノみたいな奇声を発し続けるものだから、次第になんだか笑えてきた。しわが寄った顔面は崩壊して、うめぼしが叫んでるようだ。
 結果だけ見れば予想通りで、望みは叶わずマコは盛大に傷ついたと言える。
 でも、結果に至るまでの出来事はまったく想像できなかった。努力が報われずあんな風に無様にむせび泣いたとしても、その方が生きてるって言えるのかもしれない。そう思った。
 それにしてもなんと不細工な顔だろう。こみ上げた笑いが「ふっ」と声として漏れる。
 私は立ち上がって、地面でのたうちまわっているマコの手を取った。
「ほら、帰るよ」
「いやじゃいやじゃ、わらわ絶対帰らぬもん」
「誰だよ」
 ぐずくずと抵抗するマコを無理やり起き上がらせておんぶしてやると、ここぞとばかり全体重をかけてきた。進むたびに足が重く、まるで子泣きじじいを背負ってるみたいだ。
 でも、私は妙にすっとした気分だった。
 胸の中で、新しい予感がしていた。
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