ま行

文字数 1,200文字

【マーグ】
 重さの単位。1マーグ=1キログラム。

【マノン・ディーダラス】
 ホルンフェルス王国軍所属の科学者。コランダム公国の地方の村で羊飼いの子として生まれた。大戦によって8歳で両親を失い、以後半年ほどタヒナータ市中の孤児院で暮らす。そこで初めて彼女の天才性が周囲に正しく認知され、そのまま特例として高等教育機関であるエーレンガート女学院に入学。三ヶ月足らずですべての高等教育課程を修め、わずか10歳にして世界の知の総本山たる王立科学アカデミーに招致された。それからの彼女の活躍ぶりは、広く世間の人々の知るところである。幼い頃に自分を助け守ってくれたハスキル・エーレンガート先生とドノヴァン・ベーム博士のことを、心から慕っている。直属の部下であるグリューを公私両面においてこき使っている。

【ミシス・エーレンガート】
 『聖巨兵カセドラ』本編の主人公。推定15歳の少女。水晶のように澄んだ水色の髪の持ち主。すべての物語は、記憶を失くした彼女が夜明け前に目覚めるところから始まった。

【緑のフーガ】
 新生コランダム軍が掲げる自由独立の精神を理想とし、さまざまな社会活動をおこなう市民運動団体。王国政府に反感を抱く数多の人々の賛同を集め、またたくまに世界規模の組織へと膨れあがった。

【ミメット共和国】
 大陸南東部に位置する国。東にコルトー王国、南にダトー諸島連合国と接する。水産養殖業やワイン製造業が知られている。海洋生物研究の分野では他の諸国を牽引している。

【ミロ・ホルンフェルス】
 ホルンフェルス王国の国王トーメ・ホルンフェルスの唯一の息子であり、第一王位継承者たる王太子。極めて聡明で温和な性格の少年。

【ミンツ・コランダム】
 コランダム公国最後の公王(19代目)。民を愛し民に愛された博学の指導者であったが、大戦で命を落とした。

夢弦衆(むげんしゅう)
 かつてアルバンベルク王国とその周辺諸国で恐れられた暗殺者集団。さる貴族の一家を滅ぼすためだけに、組織の創設者を含む精鋭の全員が短期間で一流の弦楽器演奏の技術を習得し、楽団として標的の屋敷に招待を取り付け、その演奏の最中に楽器に仕込んだ凶器によって一家全員を葬ってみせたという伝説から、この名で呼ばれるようになった。しかし1771年の時点ではすでに解散している。

【メヴォ】
 顕世暦における12の月のうちの11番目の月。冬が門戸を叩く月。

【メセド】
 顕世暦における12の月のうちの12番目の月。一年に別れを告げる月。

【メトペス】
 顕世暦における12の月のうちの9番目の月。夏と秋の橋渡しをする月。

【モニク・ペパーズ】
 エーレンガートの丘でハスキルと共に暮らしていた女性。丘に来る前は名うての傭兵として各地を転々としていたが、ある紛争地でハスキルの両親に命を救われ、以来エーレンガート家に忠誠を誓うようになった。戦後、タヒナータの孤児院からピレシュを引き取り養子とした。
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