セリフ詳細

「『私情は捨てる』って言ったよね?君、スパイ紛いに任務を遂行するとか言ってたじゃん?間者が何言ってんの?そこで『親の死体売って金作ろうぜ!』とか言ってトドメ刺せる位図太くないと、来年のクリスマスはドラム缶の焚き火で炙った軍手しゃぶってるIN西成かも知れないんだぜ?だいたい君のは情にもろいとかじゃなくただの偽善だからな。偽善でやるなら他当たれよ。んで失業して目も当てられない位荒んだ心になって、貪欲で冷酷になればいい。だが俺まで巻き込まないでくれないか?君に付き合ってこの歳でリストラなんかされたら女房子供に何て言えばいいのさ?首括る以外道がないわ。」

作品タイトル:相沢ふぶきは定時退社①

エピソード名:ファンシーショップふぶき・8

作者名:寿楽  Juraku

2|その他|連載中|9話|30,910文字

面白, 寝る前の一笑, 暇な時, 便所で読む, 1時間位予定

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ネット中毒の相沢ふぶきは今日もバイトをクビになる。落胆して帰路に付く途中で捨てオッさんを拾い、彼女の人生は変わって行く。