黄昏魔法横丁のむらさきさん

作者 ミツル

[ファンタジー]

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とある横濱(ヨコハマ)が舞台です。しかも横濱黄昏魔法横丁という架空の。

スプーンを操って魔法をつかう(スプーンおばさんじゃないですよ)、むらさき・すなこさんは黄昏魔法横丁に暮らしています。コレクションしている壜詰めの幽霊と一緒に。
でもまぁ、むらさきさんは優しいお姉さんなので、いつか蒐集した幽霊たちを昇天させてあげたいなぁ、と思っているのです。

もっか、むらさきさんとルームシェアしているのは、森白揚羽さん。
いささか困った性格の幽霊少女で、なぜか投資顧問会社で働くOL一年生です。

さてふたりの生活はうまくゆくのでしょうか?
性格のひん曲がった少女、森白揚羽さんは、はたしてぶじ昇天できるのでしょうか?
さぁさ、乞うご期待ッ! お楽しみがはじまるよ~♪

それではみなさん、「したっけ~!」(土屋太鳳さんの声で)。


※佳作をいただきました。心より嬉しく思います。
 また講評にて過分なお褒めのお言葉を頂戴しました。
 スタッフの皆様、ほんとうにありがとうございました。
 今後、益々の「きゃらふと」のご発展をお祈りしています。
 それでは感謝の思いを込めて、「したっけ~!」。
 
 
 



目次

完結 全3話

2017年09月09日 09:38 更新

登場人物

むらさき・すなこ


スプーンを操り魔法をつかう。横濱(ヨコハマ)の古い雑居ビルにすむ魔女。

行き場のない幽霊を捕獲しては壜詰めのコレクションにするのが趣味。

その一方で昇天させてあげたいと願い、さまざまな援助をこころみる心優しき女性。

オッドアイで左右の眼の色がちがうが(ふだんはカラーコンタクトで補正)、左眼で幽霊を、右眼で現実界をみている。


零細投資顧問会社「阿弖流為(アテルイ)」の社長、縄文谷玄武郎(じょうもんだに・げんぶろう)とは友人。

「阿弖流為」は、しばしば壜詰め幽霊の再就職先となっている。


森白揚羽(もり・しろあげは)


自分がなぜ死んだのか思い出せない幽霊少女。

死後、野生化したセキセイインコの群れに幽霊の小鳥となって紛れ込んでいるところを、むらさきさんに保護される。

いまは壜詰め幽霊として天国に召されるまで、むらさきさんの部屋をシェアして暮らしている。


昇天するには天使の翼が必要で、小鳥にはなれるが、天使のそれについては片翼しか持っていない。生前の功徳の量が圧倒的に不足しているためだ。

功徳がたまるまで幽霊OLとして、零細投資顧問会社「阿弖流為(アテルイ)」で働くはめに。


性格にやや難あり。むらさきさんからは、「シロちゅん」というニックネームで呼ばれている。

縄文谷玄武郎(じょうもんだに・げんぶろう)


零細投資顧問会社の「阿弖流為(アテルイ)」の社長だが、外見はごくふつうの無邪気な十二歳の少年にしかみえない。


成仏できない幽霊を雇い、「地獄階89(インフェルノ・エイティナイン)」と呼ばれる異界から、世界中でこれから起こる、紛争、戦争、テロ、自然災害等の予言情報をあつめさせている。理由は、先物や債券の売買に役立てるため。

顧客には善人だが、報われない貧乏人やお年寄りがメイン。儲けすぎず、かつ時々、小さく負けるシステム「みかんちゃん」を提供し、不審がられないよう勝たせている。

率直に言って「人助け」をしているようなもの。しかし本人の死後は、地獄に直行という過酷な運命が定まっている。


森白揚羽はこの「阿弖流為」で新人幽霊OLとして働き、昇天に必要な「功徳」を集めている。

むらさきさんからは、「げんにーちゃん」と呼ばれ、慕われている。

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小説情報

黄昏魔法横丁のむらさきさん

ミツル  ayuayu326

執筆状況
完結
エピソード
3話
種類
チャットノベル
ジャンル
ファンタジー
タグ
横浜, 魔法, 幽霊, きゃらふと大賞
総文字数
915文字
公開日
2017年08月22日 20:44
最終更新日
2017年09月09日 09:38
ファンレター数
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