至高のケアプラン〜訪問介護 編

[現代ドラマ・社会派]

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 主人公である村田尚子(なおこ)は、中学1年生の息子・慎二と二人で生活しているシングルマザーだ。尚子は家庭と仕事の両立を目指してヘルパーとして新たな一歩を踏み出した。
 若い頃、引きこもりがちだった尚子にとって、人生において「自立」という事は非常に大きなテーマだ。大学で出会った夫との間に生まれた慎二と、子育てのすれ違いを経て、ふたりは離婚した。その後、シングルマザーとして扶養義務のある「家族」と言う価値観に縛られる社会との軋轢、差別に苦しみ続ける尚子。
 物語に登場する認知症の利用者、身寄りのない独居高齢者、内縁関係の夫婦。個人の選択や尊厳、自由に対して、現代社会は今もなお、自覚なく踏み躙り続けている。
 絆とは?人生で本当に大切なものとは?個人の尊厳とは?自由とは?彼らが共に成長していく中で、この世を超えた価値観、そして個人の尊厳について、さらに深く理解していくことになる。
 孤立化する世帯や崩壊する介護保険制度など、現代の地域社会をも炙り出すヒューマンドラマ。

登場人物

村田 尚子(なおこ)はシングルマザーで、離婚歴があり、日々自立を目指しています。中学時代は引きこもりがちでしたが、人生経験を経て克服し、弱さに立ち向かいながら、ひだまりヘルパーで勤務しています。

夫とは大学で知り合いし卒業後、恋愛結婚。一男をもうけて、子育てをしていく中で、夫と共同で子育てができない事や夫が妻や家庭を顧みない事から夫婦の仲がすれ違っていった。慎二が小6の時に離婚。

村田慎二は現在中学1年生です。彼は、昨年父と離婚したお母さんからたっぷりの愛情を受けて成長してきました。そのおかげで、慎二は非常に思いやりがあり、友達思いの優しい性格をしています。慎二は人の気持ちをよく理解し、友達の悩みを聞くのが得意です。友達からの信頼も厚い。新しいことに興味を持ちやすく、学ぶことに対して前向きです。特に歴史が好きで、将来の夢はまだはっきりしていませんが、過去の謎を解き明かす仕事に興味を持っています。たまに、父に相談として、喫茶や食事の時間を作って父と会う時間を設けている。

佐藤美紀
ひだまりヘルパーのチームリーダー、佐藤美紀は、尚子がチームに溶け込めるように、また、彼女の可能性を最大限に引き出せるように、細やかな配慮をしてくれる人物です。美紀の穏やかな笑顔と丁寧な説明は、尚子の不安を和らげ、彼女が以前経験した困難や子育ての経験を尊重し、それをヘルパーとしての強みに変えることを励ましてくれます。


武田孝介は、ひだまり居宅介護支援事業所のケアマネジャーで、豊かな経験と深い知識を持ち合わせている。利用者や家族との信頼関係を大切にしており、尚子にとっても頼りになる男性。

高橋ゆりは、尚子と同じ年だが、ヘルパー経験20年のベテラン。子育ても、経験豊富な同僚として、尚子と親しくなり、認知症ケアに強いヘルパーとしても多くを学べる同僚。

春田真由美は、厳格な家庭で育ち、他人に厳しいが、実は不安と劣等感に満ちたているひだまりヘルパーのスタッフ。

山田は、ヒダマリヘルパーの技術担当で、尚子をサポートする。

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小説情報

至高のケアプラン〜訪問介護 編

環 弦 Gen Tamaki  gen_tamaki

執筆状況
連載中
エピソード
5話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
小説, 長編小説, 人生, 連載小説, ヒューマンドラマ, 介護, 医療, 現代ドラマ, 社会派, 純文学
総文字数
11,954文字
公開日
2024年04月29日 00:49
最終更新日
2024年05月11日 16:38
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