セリフ詳細

そういう時こそ、語学の天才ペドロ2世の活躍するチャンスである。アラビア文字の兵士たちはジャバル(山)へ行くように命じられた。最初はラクダに乗っていたが、砂漠ではない山道ではラクダは使いにくい。そこでラクダの背を低くしてそこから降り、歩き始めてすぐにバー(家)を見つけた。バーには家畜小屋もあったが、ラクダは大人しく家畜小屋に入ってはくれない。そこでバーの語中では目印になるように出っ張ったところにも兵士を立たせ、また歩き出した。そしてラクダを動かすのにちょうどよいラーム(突き棒)を見つけて無事ラクダを家畜小屋にいれることに成功した。ラームは語尾だからそのままの形を残してよい。そしてわかりやすいように司令官(点)を立たせ、旗(母音記号)を残した。

作品タイトル:フェニキア文字とヘブライ文字

エピソード名:145、アラビア文字の母音記号と連結形(3)

作者名:Petronila

169|歴史|連載中|245話|265,155文字

フェニキア文字, ヘブライ文字, 古代地中海文明, 音声文字, ユダヤ人

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これから書こうとしている小説の中で主人公がヘブライ語を学ぶので、自分が本格的にヘブライ語を学ぶのは無理でもヘブライ文字とその基になったフェニキア文字について知りたいと思い、ネットで調べた内容をチャットノベル形式でまとめていく。