サンゼの王子様へのお手紙(剣と鞘のつくりかた裏話)

作者 橘都

[ファンタジー]

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別作品スピンオフ。
ですが、単独でも読めるように書いていきます。

(※登場人物項目を使って、この話に登場する人物を書いていきます。)


十歳の少女が、お手紙風の日記を書いています。

主人公サンゼの頭の中は、王子様とお姫様の恋物語でいっぱい。
彼女の周りには、本当の王子様とお姫様はいませんが、カッコイイ少年たちやカッコイイ戦士たち、綺麗なお姉さんたちに守られて、今日も元気いっぱいに過ごしています。

サンゼの未来の王子様は、本当に現れてくれるのかな?

気まぐれ不定期更新。



「剣と鞘のつくりかた」
https://novel.daysneo.com/works/c54946750e2f503e695782420a0a1d23.html
の、スピンオフ的裏話。
あれは語り手少年の一人称でしたので、彼の視点以外は一切出てこないため、描き切れていないことを裏話として書いていきます。
本編から読んでいただくほうがわかりやすいとは思いますが、サンゼ本人は一瞬しか出てきません。
書き進んでいくとネタバレしかねませんが、そういうときは注意書きをします。
1話あたり1000文字から2000文字。
本来書き手は縦組推奨ですが、これは少女が書いている設定なので、ずっとこんなつたない感じ。Web小説風としてはいまどきかもしれません。

この世界の文字はカナかな漢字などはありません。単語で勉強するので、読者様が読みやすいよう、漢字をある程度当てがってます。サンゼが頭がいいわけではない。覚えた単語を一生懸命日記に書いています。



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登場人物

サンゼ


読み聞かせで読んでもらった、王子様とお姫様の恋物語に憧れている、夢見る女の子。十歳。

いつか自分だけの王子様が現れると信じている。

彼女の周りには、カッコイイお兄さんとカッコイイ戦士たち、綺麗なお姉さんがいるので、血が繋がっていなくてもみんな家族!

悲しいこともあったけど、いまはみんなと一緒で幸せいっぱいです。

スウィン


「リクのうち」の子供たちの面倒をよく見ている、みんなのお姉ちゃん。小さい子たちのお母さんみたいな人でもある。

薄色の髪、くすんだ翠の瞳。十五歳。

化粧っ気は皆無だが、スッピン美人さん。リクやヤトゥの男たちが貧しい彼らの村にやってくるまで、少女であった彼女が年老いた者らや子供たちをまとめ導いていた。

セリア


「剣と鞘のつくりかた」主人公リーヴに恋する十六歳。金髪碧眼。

おしゃれは全部リーヴのため。彼にふさわしい女になる努力は惜しまない。

周りにどんなにいい男がいても、リーヴしか目に入ってない。

リーヴにはその気がないのはわかってる。でも諦めない。

見た目はキラキラした派手目の美少女だけど、とても健気な乙女。

エヴァンス


「剣と鞘のつくりかた」に登場する「リーヴ」の仲間。主要人物。書き手の予定以上に最も登場が増えた人。

おしゃれ好きな伊達男。柔らかな物腰で、いろいろなところへと行かされる情報係。情報収集では優秀な人。少しくすんだ色の金髪、薄青の瞳。現状髪は結べないくらい。女性ぽくはないけど、男臭さも少ない。美系イケメン。

歳は人に訊かれてもはぐらかすが、秘密にしているのは、年若いことで人に侮られないようにしているため。様々な人格を装い、闇の人物とも接触して情報を収集していく。

シース


サンゼよりひとつ下のおとなしい女の子。

肩くらいに揃えたキラキラとした茶髪は癖っ毛。瞳の色は、サンゼの好きな晴れた空の色。

ぼうっとしていることが多いけど、精霊の気配を感じ取っているのかもしれない。人間とはあまりうまく接することができないけど、未来の彼女は精霊に言葉を伝える力の強い魔法士、になることをセリュフにほんのりと期待されている。

ロクレイ


九歳男子。人の後を誰でもついて回るのは人恋しいから。寡黙な天才。一度聞いたことはなんでも記憶し、人が疑問に思ったことには敏感に察して訊かれてもいないのに答えを発する。生きた知識庫。エヴァンスがロクレイの才能を気にかけていて、人に悪用されないように見守っている。

樺茶けたような、朽葉色の髪。濃い緑に杏の虹彩・いわゆるアースアイ。


(アイコンは十代後半以降。子供時代のいいアイコンがなくて。とくに外見を決めていなかったので、このアイコンからもありかな)

タグ


生まれ育ったフッサの村が一時期無頼者の溜まり場になったこともあって、老人と子供だけになった村をタグ含む年長組で守ってきた。大人がおらず苦労していたところにヤトゥの男たちがやってきて助けてくれたことで、彼らをまとめていたリーヴを大尊敬している男子。

茶髪茶眼、マンダルバ人よりも肌色は薄い。外見特徴がリーヴに似ていることが嬉しい。

まだまだ大人になりきれていないが本人は大人のつもりでいるので、大きいお兄ちゃん(ヤトゥの男)たちから小生意気に見られているが、大尊敬しているリーヴの命令(直接に言うことはない)と側近ル・イース(リーヴ至上主義)の命令は絶対服従。普段は大きいお兄ちゃんたちに雑用を命じられることが多い。

雑用をしてくれる人間はヤトゥ内では少なく貴重であるので、大きいお兄ちゃんたちはタグのことをちゃんと評価しているが、大きな仕事を任されることがないのでタグ本人は大変不満に思っている。それをまだまだだなあと思われていると本人は気づいていない。

セリアとスウィンは歳が近いこともあって、よく一緒に過ごしてきたため、彼女らを一番身近で守る存在でもある。ムトンでは女性は無頼者から危険な目に遭うことも多く、スーザでもいろんな人種がいるために、美少女セリアの警護を大きいお兄ちゃんたちから命じられているので、二人は共に行動することが多い。

セリアとは、リーヴ大好き人として同志である。リーヴに対してタグは恋愛感情ではないので、むしろセリアがリーヴと恋人になればずっと近くにいられると思っているので、セリアを応援している立場をとっている。

下の子たちの世話は村にいるときにさんざんしてやったので、みんなあれから成長してきたいまは基本放置のスタンス。でも可愛がってないわけじゃない。ツンデレなだけ。

作者からは本来もっと陰湿な性格にされかけたが、リーヴを尊敬する子がそんなイヤな子になるわけがないと考え直され、イイ子になった(笑) 


(アイコンはツンデレそうな近そうなのを選んだ。ごめん、そんなに容姿の設定に力が入ってなくて。)

イチヤ


タグの次に年長の男子。

金よりも薄い色の髪はスウィンに似ている。二人とも穏やかな性格なので、本当の姉弟のように見える。瞳は薄い琥珀系だが、誰かが蜂蜜色と言ったせいで、美味そうとからかわれることもある。

料理男子。手先が器用で、手慣れるとスウィンよりも料理は上手。味付けも抜群。大きいお兄ちゃんたちによくからかわれて「嫁に来い」と言われるのがすごく困っている。

ヤトゥの警護部の仕事が危険性があるので、たいてい誰かしら怪我をしていて、スーザで養生するときに「リクのうち」を使うことがあり、そのお世話役を担っている。

小さい頃に実の兄を事件による怪我が元で亡くしていて、その悲しみから怪我人には特に優しく、早く治るようにと医療系の勉強もがんばっている。

医療、福祉、補給、そういった後方支援の第一人者となるべくセリュフは黙々と仕込んでいる。本人も意識せずその方面に行こうとしている。


(アイコンは、一番優しそうなのを。うん、イイんじゃないでしょうか。いまよりも成長後かな。)

ゴウト


やんちゃないたずら男子。ロクレイやシースと同じ九歳。

ロクレイと常に一緒にいて、彼にたくさんちょっかいをかけている。ヤトゥの戦士たちが来てくれるまでは、小さいながらも、女子や、ロクレイ、シチェックを守ることを頑張っていた。いまは自由に生きている。

ロクレイはなにをしても許してくれるし、一番近い存在と思っていて、みんなも大好きだけどロクレイと一緒に生きていられることが嬉しくて仕方がない。

大きくなってからは、ロクレイを一番近いところで守りながら、みんなを守れる男になる。はず。

赤みの強い茶金の髪(デットの赤銅色ほどに濃くはない)、黒に近い茶色に薄茶の混じった瞳。外で遊びたがる子で、マンダルバ人ほどではないが日焼けしていて、健康的で活発が目に見えてわかる。

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小説情報

サンゼの王子様へのお手紙(剣と鞘のつくりかた裏話)

橘都  naoKIT

執筆状況
連載中
エピソード
10話
種類
一般小説
ジャンル
ファンタジー
タグ
幼女, 少女主人公, 剣と魔法の世界, ほのぼの, 裏話, スピンオフ, 剣と鞘のつくりかた
総文字数
16,331文字
公開日
2020年03月22日 23:40
最終更新日
2023年09月01日 00:09
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