私が住む沙華町には、訪れた人々が不可解な死を遂げてしまう「呪われたトンネル」がある。
希死念慮を解消させたい私は「呪われたトンネル」をくぐるも、死ぬどころかある不思議な力が宿ってしまう。
それは、他人の思考が"声"となって聞こえてくる能力であった。

その力を駆使すれば、事故や事件を未然に防ぐことが可能になると、その使命感と共に生きていくことを決意するが…