剣岳山頂の錫杖の持ち主はどこへ行ったのか?
こう考えてくるとかえって剣岳の山頂の錫杖の持ち主が何の記録も言い伝えも残さずに、登頂した後、かき消えてしまったのは、かえって当然のような気がしてくる。彼は上人と呼ばれる人たちをも超越した境地、本当の意味での解脱を達成したのではないか。
だとすればそうした者にはもうこの世にはどこにも行く場所はないし、行く必要もない。解脱が現在という時間からの脱出であるとするならば過去とか未来とかの区別もないだろう。
画像は、富山学遊ネットの「文化財」から検索したものです。https://www2.tkc.pref.toyama.jp/general/stdydtl.aspx?stdycd=00083760&libcd=
『小説王国と詩町の間に広がる沃野』内にあったものを今回独立させました。
目次
完結 全1話
2021年04月18日 09:13 更新
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小説情報
剣岳山頂の錫杖の持ち主はどこへ行ったのか?
- 執筆状況
- 完結
- エピソード
- 1話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 歴史
- タグ
- 剣岳, 陸地測量部, 千日回峰行, 解脱, 超越論的問題, 【エッセイ賞】
- 総文字数
- 2,744文字
- 公開日
- 2021年04月18日 09:09
- 最終更新日
- 2021年04月18日 09:13
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