セリフ詳細

それはね、素晴らしい作品だからだよ。


酷い性格の人物たちで、ストーリ展開も倫理を外れたような小説は、お前や多くの読者は毛嫌いする感覚が在るけど、そんな作品が専門的な人たちから評価されるのは、何かが在るからだよ。

読み進めて行けば解るよ、多くの人は、嫌だと思っていた空間に必ず引き込まれて行くよ。

この二作品は純文学だと言っても、難しい言葉や芸術的な言葉が並んで引き付けては、いないよ。

簡単な言葉で、凄い表現力の描写力や性格付けで、読者を衝撃的な世界に、引きずり込んて行くよ。


今村夏子の「むらさきのスカート女」は、タイトルの紫が、ひらがなに成っている事と、むらさきとはどういうイメージを与える色なのかを、考えながら読むと良いかもしれないよ。


主人公が、思いやりが在る良い人のストーリ展開で、ほのぼのした感動を生む作品も、母ちゃんは好きだけど。

こう言う性格の悪い嫌な人間たちを上手く料理していく、素晴らしい衝撃的な作品も、母ちゃんは好きなんだよ。


だから、啓太、読みなさい!


作品タイトル:毒書家、母ちゃんの、お勧め本

エピソード名:  純文学作品、嫌な人物像

作者名:星野えいた  rtvrd843

41|創作論・評論|連載中|12話|17,756文字

滑稽な会話, 勝手なオススメ本

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良い本の定義は、
 母ちゃんが、好い本だよ、という言葉で決まる。
 と、母ちゃんが勝手(台所)で申して居(お)りました。

 母ちゃんが勧める本が、本当に良い本なのか、若しくは好い本なのか、
 ハタマタ如何でもイイ本なのかは、このチャットをチャント読んで、
 判断される事を、強くお勧めします。