セリフ詳細

「されば、徐州このかた皇叔のお行方をたずねていたが、皇叔は河北にかくれ、関羽は曹操に降服せりと、頼りない便りばかり聞いて、いかにせんかと、(かり)の群れの如く、こうして一族の者どもと、諸州を渡りあるいていたところ、近ごろこの古城に、虎髯(こぜん)の暴王が兵をあつめしきりと徐州の残党をあつめておると聞き、さては貴殿にちがいあるまいと、急にこれへやって来たわけだが」

作品タイトル:三国志

エピソード名:第75話、集結

作者名:畑山  hatakeyama

111|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。