セリフ詳細

「徐庶は、幼少のとき、早く父をうしない、ひとりの老母しかおりません。その老母は、彼の弟徐康(じょこう)の家におりましたが、その弟も、近ごろ夭折(わかじに)したので、朝夕親しく老母に孝養する者がいないわけです。――ところが徐庶その人は、幼少より親孝行で評判だったくらいですから、彼の胸中は、今、旦暮(たんぼ)、老母を想うの情がいっぱいだろうと推察されます」

作品タイトル:三国志

エピソード名:第85話、徐庶

作者名:畑山  hatakeyama

111|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。