セリフ詳細

「すでにご存じでしょうが、この韓胤なる者は、袁術の旨をうけて、徐州へ来ていた婚姻の使者でありました。――呂布は、先頃、あなたからの恩命に接し、朝廷からは、平東将軍の綬を賜わったので、いたく感激され、その結果、袁術と婚をなす前約を破棄して、爾後(じご)、あなたと親善をかためてゆきたいという方針で――その(あかし)として、韓胤を縛りあげ、かくの如く、都へ差立てて来た次第でありまする」

作品タイトル:三国志

エピソード名:第56話、陳珪、再び暗躍す

作者名:畑山  hatakeyama

111|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。