セリフ詳細

「それは初めて知りました。皇甫嵩(こうほすう)将軍は、功によって、益州(えきしゅう)の太守に封ぜられ、朱雋は都へ凱旋するとただちに車騎将軍となり河南の(いん)に封ぜられている。あの孫堅さえ内縁あって、別部司馬(べつぶしば)に叙せられたほどだ。――いかに功がないといっても、貴君の功は孫堅以下ではない。いや、それどころか、その功は朱雋以上、こんどの掃匪征賊の戦で、最も苦戦に当って、忠誠をあらわした軍は、貴下の義軍であったといってもよいのに」

作品タイトル:三国志

エピソード名:第16話、張均の諫言

作者名:畑山  hatakeyama

126|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。