セリフ詳細

「末梢を論じ、枝葉をあげつらい、章句に拘泥(こうでい)して日を暮すは、世の腐れ儒者の所為(しわざ)。何で国を興し、民を安んずる大策を知ろう。漢の天子を創始した張良、陳平の(ともがら)といえども、かつて経典にくわしかったということは聞かぬ。不肖孔明もまた、区々たる筆硯のあいだに、白を論じ黒を評し、無用の翰墨(かんぼく)と貴重の日を費やすようなことは、その任でない」

作品タイトル:三国志

エピソード名:第94話、呉、紛糾

作者名:畑山  hatakeyama

126|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。