セリフ詳細

「陛下っ。亡き董太師(とうたいし)は、陛下の股肱(ここう)であり、社稷(しゃしょく)の功臣でした。しかるに、ゆえなくして、王允(おういん)らの一味に謀殺され、その死骸は、街路に辱められました。――それ故に、われわれ董卓恩顧(おんこ)の旧臣が、復讐を計ったのであります。謀叛(むほん)では断じてありません。――今、陛下のお袖の陰にかくれている憎ッくき王允の身を、われらにおさげ下さるなら、われらは、即時禁門から撤兵します!」

作品タイトル:三国志

エピソード名:第39話、長安燃える

作者名:畑山  hatakeyama

111|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。