セリフ詳細

「この上、外にある味方の大兵が城内に入ると、たちまち兵糧が尽きます。けれども、城内には、何の役にも立たない百姓の老若男女が、何万とこもっています。それを外へ追いだして、曹操へ降らせ、そのあとからすぐ、城兵も奔出します。兵馬が出きったとたんに、城中の柴や(まき)を山と積んで、火の柱をあげ、陽平にある袁尚(えんしょう)様へ合図をなし、内外呼応して血路を開かれんには、難なくお迎えすることができましょう」

作品タイトル:三国志

エピソード名:第80話、河北の忠臣

作者名:畑山  hatakeyama

126|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。