セリフ詳細

「荊州の危うきときは、漢川(かんせん)危殆(きたい)に瀕し、漢川を失えば蜀もまた窒息(ちっそく)のやむなきに至りましょう。いずれにせよ、長江波高き日は、劉備が一日も安らかに眠られない日です。彼は両川の兵をあげても、荊州の急を救わんとするでしょう。かかる状態を作っておいてから、わが魏の大軍がうごくにおいては、兵法の(ひじり)がいっているごとく、必勝を見て戦い、戦うや必ず勝つ、の図にあたりましょう」

作品タイトル:三国志

エピソード名:第139話、魏呉の協力

作者名:畑山  hatakeyama

126|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。