セリフ詳細

「それも、これも、思い当ることがある。地方の騒賊を(はら)っても、社稷(しゃしょく)鼠巣(そそう)を掃わなかったら、四海の平安を長く保つことはできぬ。賞罰の区々不公平な点ばかりでなく、嘆くべきことが実に多い。――貴君のことについては、特に帝へ奏聞(そうもん)しておこう。そのうちに明朗な恩浴をこうむることもあろうから、まあ気を腐らせずに待つがよい」

作品タイトル:三国志

エピソード名:第16話、張均の諫言

作者名:畑山  hatakeyama

126|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。