セリフ詳細

「……どうか、どうか、てまえを人間にして下さい。いま将軍を仰ぐこと、井の底から天日を仰ぐにも似ております。この一筋のご縁を切られたら、ふたたび明らかな人道に生きかえるときが、あるや否やおぼつかなく思われます。……もし大勢の手下どもを引き具してゆくことが、問題なれば、手下の者は、しばらく裴元紹(はいげんしょう)にあずけ、この身ひとつ、馬の口輪をとらせて、おつれ願いとう存じまする」

作品タイトル:三国志

エピソード名:第74話、関羽、張飛と再会する

作者名:畑山  hatakeyama

111|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。