セリフ詳細

あの時代はそれが限界だったのだろう。病気が分利を経て一旦回復した後に再発した場合は、もう一度分利を迎えることになる。分利は罹患して一定期間後にみられる「危篤日」に起こる傾向があることは分かるが、分利が「危篤日」から大きくずれて見られた場合は病気の悪化が懸念される。ガレノスはこれをヒポクラテスの考えであるとしたが、実際にはヒポクラテス以前から存在した可能性が指摘されている。

作品タイトル:フェリペと学ぶ医学の歴史

エピソード名:11、ヒポクラテス(4)

作者名:Petronila

95|日記・個人ブログ|連載中|117話|122,238文字

医学の歴史, 16世紀, スペイン, アスクレピオス, ヒポクラテス, ガレノス

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『医学の歴史』について、アクスレピオス、ヒポクラテス、ガレノスなど有名人物を題材に、フェリペとニコラス医師を中心に会話形式で綴っていきます。