推し活 -False angel-

作者 深巳太久

[ホラー]

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 高校に進学した妹の夜姫胡よきこは、〈推し活〉が楽しいらしくSNS で活発に発信していた。最近一緒に活動していた推し活仲間が自殺してしまい、とても落ち込んでいた時期があった。夜姫胡は両親が不仲で家庭内離婚状態になった頃から、家の空気から逃げるように推し活にハマっていった。
 ぼくはそんな妹の二台目のスマホを偶然見てしまい、ある疑惑を持った。
 スマホを見てしまったことを知られてはいけない、ぼくも妹の〈推し活〉のターゲットにされるからだ。

登場人物

侑喜(ゆうき)、浪人生、妹のスマホをうっかり見てしまい、表示されたアプリに疑惑を抱く。隠し事が苦手で、兄妹を大切に思っているが、不義理な両親については見限っている。

浪人生であることに後ろめたさをもっていて、自分の意見を通すことを控える傾向が出ている。

夜姫胡(よきこ)侑喜の妹、高校一年生。活発で明るい性格でリアルの友達も多い。スマホが無いと呼吸が止まると豪語するSNSジャンキー。兄たちを陰ながらリスペクトしている。特に瑞樹(たまき)は父親のように慕っている。怪しげなアプリも使っていて、暗い世界に近づいているようだ。

瑞樹(たまき)長男、社会人。W不倫の両親を早々に見限って自立のために努力した人。下の弟妹のために、自立心を養い、メンタルに寄り添ってきた頼れる兄貴。普段は物静かで思慮深いが、怒らせると怖い。

夜姫胡のアプリについて心配しているようだ。侑喜の事を心配していて、家の家事を全部押し付けた両親に苦言を呈したが、関係がこじれる方に向かってしまい、今は離れて暮らしている。

ハジメ、侑喜の元級友、現在は大学一年生、将来はジャーナリスト希望。情報には飛びつかず下調べをする派、侑喜とは性格的なところで合うらしく、親しくしている。相手のカテゴリで差別しない主義。侑喜から問い合わせが来た奇妙なアプリについて、本格的に調査を開始いていた。

ゆみちん、SNSで知り合ったという夜姫胡の友人。高校1年生。よく夜姫胡と遊んでいて、色々なSNSで毎日を楽しいでいる。家庭内にも問題はなく少し小金持ちでちょっとイケイケな女の子だ。

関口浩二、ハジメの大学のOBで大手出版社の記者。現在別の電子犯罪を追っていて、青少年が犯罪に巻き込まれる事案を調べている。ハジメからの連絡も今の仕事に結びつくので、問題ない情報は流している。

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小説情報

推し活 -False angel-

深巳太久  safiland

執筆状況
連載中
エピソード
3話
種類
一般小説
ジャンル
ホラー
タグ
ホラー, スマホ, 連載小説, 女子高生, エンタメ, ミステリー
総文字数
7,916文字
公開日
2024年07月01日 18:32
最終更新日
2024年07月05日 14:00
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