むかし、リリーというゆうきのあるおんなのこが、あめのひのやまのなかで、みずのまものとであいました。まものがしくしくとないているので、リリーがわけをたずねると「じぶんはとなりのくにのおうじのごえいきしで、まじょにまほうをかけられ、みずのまものにされました。そして、おうじはちいさなやもりにすがたをかえられ、やまのおくのみずうみにほうりこまれてしまいました」となみだをこぼします。「たいへん、おうじをたすけなくては」リリーはみずのまものといっしょに、みずうみへとむかいますが‥‥‥