トンビの子中学受検する
頭が固く、融通が利かないトンビ(父)=笹倉橋晋平、と「まるで介護」が口癖の(母)=里穂。その間に生まれた、トンビの子(息子)=響。中学受験改め、中学受検の存在に気づいたのは響が四年生の秋ごろ。受検の意思がない父・晋平、受検は本人の意思優先の母・里穂、何も考えていなかった息子・響。
家族会議の末、響が出した結論は「ぼく、受検がんばってみるよ」だった。
受検勉強が始まったのは、四年生の二月。本番まで二年を切っていた。
塾までの送迎は仕事が忙しくて無理・お金も余分にはナイの笹倉橋家。
そのなかで見つけた一つの最適解、それは「塾なしで受検する」というものだった。
「塾なし受検で、公立中高一貫校に合格する!」途方もない目標を掲げた笹倉橋家。
何から手をつけていいかわからない問題集、難しすぎる過去問、散々たる模試の結果、
受検は無理ですねと言い放つ学校の先生、同級生たちのからかい、など。
これは家族の大冒険であり、大奮闘であり、そして大問題でもあった。
筆者の体験をもとに、フィクションで構成した受検物語。
受検に興味も関心も知識も夢も何もなかった、トンビ(父)。
とにかく本人の意思を大切にするトンビ妻(母)。
その間に生まれたトンビの子(息子)。
トンビの子は力強く自分の力で、羽ばたけるのか?
家族の成長の軌跡を、どうぞ温かい目でお見守りください。
さぁさぁ、始まりです。
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
目次
連載中 全1話
2024年05月28日 13:51 更新
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小説情報
トンビの子中学受検する
- 執筆状況
- 連載中
- エピソード
- 1話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 現代ドラマ・社会派
- タグ
- 連載小説, 受験, 受検, 中学受験, 中学受検, 勉強, 学び, 合格, 努力, トンビの子中学受検す
- 総文字数
- 6,278文字
- 公開日
- 2024年05月28日 10:43
- 最終更新日
- 2024年05月28日 13:51
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