セリフ詳細

 ──いやあ、でも、身内の銀騎(しらき)さんを差し置いて、僕なんかができるかなあ

作品タイトル:【チャットノベル版】転生帰録──鵺が啼く空は虚ろ

エピソード名:2-7 どうしても家に行きたい

作者名:城山 リツ  ritsu-shiroyama

4|ファンタジー|完結|79話|88,002文字

鵺, 転生, 男主人公, ローファンタジー

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 ※一般小説で投稿した作品をチャットノベルとして再編集しています。ケータイで読まれることを想定しています。

【あらすじ】
 九百年あまり前、宮中に帝を悩ませる怪物が現れた。頭は猿、胴体は猪、手足は虎、尾は蛇である鵺という怪物はある武将とその郎党によって討ち取られた。だが鵺を倒したことによって武将達はその身に呪いを受けてしまい、翌年命を落とす。
 それでも呪いは終わらない。鵺は彼らを何度も人間に転生させ殺し続ける。その回数は三十三回。
 そして三十四回目の転生者、唯蕾生(ただらいお)と周防永(すおうはるか)は現在男子高校生。蕾生は人よりも怪力なのが悩みの種。幼馴染でオカルトマニアの永に誘われて、とある研究所に見学に行った。そこで二人は不思議な少女と出会う。彼女はリン。九百年前に共に鵺を倒した仲間だった。だがリンは二人を拒絶して──
 彼らは今度こそ鵺の呪いに打ち勝とうと足掻き始める。


※表紙は友人の百和様に描いていただきました。フリー素材ではありませんので転載転用等はしないでください