48歳までは、結婚、共働きで娘2人を育て、ごく普通に平凡に生きてきました。
2010年に姑に続き夫が他界、娘たちは次々と独立。2015年舅を看取り、たった5年間で6人家族から、まさかのひとりぼっちに。「今までの苦労は何？頑張った挙句がこれ？」と愕然としました。
でも、そんなのは私に限ったことじゃない。50代から60代というのは、誰しも、子離れ、親の問題、退職、自分や家族の健康問題など、今まで上り坂だった人生が切り替わる試練の時期なんだと、はたと気付きました。
数ヶ月、やりたい放題で暮らした後、
「崩れたんじゃ自分が駄目になる、メソメソ、イジイジしてないで、頭を切り替え、笑って生きてみよう。」
そう思うようになってからは、新しい家族、仲間たち、思いがけない経験など、すべてに支えられて、いろんなことがググッと変わってきたように思うのです
ママを卒業した「卒ママ」世代や、オバサンからばあばになっていく「卒オバ」世代の方たちに、私のエッセイを読んで、明るい気持ちになってもらえたら・・・と思っています