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活動報告

【課題文学賞】参加作品「夕刻の鐘」を投稿しました。以下、へんな紹介文です。

うちに宿を取っている、金持ちの若だんなと召し使いのふたり組。金払いがいいもんで上客には違いない。
「いいかい、しっかりおもてなしするんだよ」
あたしは、店の若い衆に言って聞かせた。
「ありゃあ、ただのお金持ちじゃねえ。どこぞのお屋敷さまに違いねえべ」
亭主は言うけれど、あたしの目はごまかせないよ。身なりこそよくても顔はぱっとしないし、田舎臭さの抜けない〈おのぼりさん〉がいいところさ。
それはそうと、召し使いもこれまた冴えない男ときている。でも、こいつが不器用ながらによく働くやつで、ちょいと仕込んでやればいっぱしの使用人になるかもしれないね。
その召し使いは今日も、若だんなに叱られながら両手に籠を引っ提げてせわしなく出かけていく。

【貴種流離譚 夕刻の鐘】
https://novel.daysneo.com/works/c2228f9bb02d22c83db65140185f6691.html

2023年 05月20日 (土) 21:10|コメント(0)

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