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活動報告

春の憂鬱

 こんにちは。花粉がひどくなりました。憂鬱な春でやんす。
 さて、滅多に政治的なことは陳べないのですがあまりに目に余るもので…。
 「異次元の少子化対策」何度聞いても笑っちゃいます。一体全体、これ、なんのことなんでしょうか? 今度の首相は、とにかく倍増とか異次元とか大風呂敷を広げることが大好きなようであります。
 子供ひとり幾らの給付金、育児経費の軽減、教育費の削減、育休取得の促進(男子はそもそも消極的なものです 笑)、そんな目先の場当たり的なことばかり出てきます。こんなことで少子化に歯止めは効きません。
 本当に必要なのは、子供と暮らせる豊かな将来が見通せて、また、子供がちゃんとした職に就けて、さらに、自分たちの老後も子供たちに面倒をかけずに送れるかなんです。現在のわが国はどれもお先真っ暗ですよ。それはいち時しのぎのお金で買えるものでは決してありません。必要なのは、今までとは違う、未来の日本の在り方なんです。
 豊かな先進国になれば、人間は生来の怠け者ですから発展は減速します。よく企業の消費期限は50年なんて言われます。ひとつの組織にも寿命があるってなことです。国も組織と考えれば当然終わりは見えてきます。戦後から民主国家が樹立されたと考えればそろそろ寿命。50年目の企業と同様に大きな方針の転換を求められる訳です。
 そこでものの尺度となるのが、ひとり当たりのGDP(国民総生産)と国民幸福度です。残念ながら日本は28位と56位です。年々、下がる一方です。この双方のトップクラスの常連は北欧諸国です。どれも小さな国です。日本のように、世界一のスパコンも宇宙飛行士(でんぐり返ってピースする)もなければ、宇宙ロケットも開発しません。子供たちに夢を与える、と耳触りのよい言葉のみが聞こえてきますが、じゃ、後進国の子供には夢がないんですか? お金をかけなくても夢は育つのものです(宇宙ステーションの維持管理に公共放送NHKは1日1億円を支援してるそうです。どおりでやたら自慢げに放送しますよね )
 メイドイン〇、〇アズナンバーワンに拘らない国々です。余分なお金は国民の生活に回す。そんな飾らない、驕らない、質素な暮らしぶり。国会はありますが議員総会には誰も来ないそうです。聞くだけなら家に居ればいいことだしオンラインですませます。この方がお金もかかりません。大層な年収を頂いているのに国会に来て居眠りしてるどこかの議員さんとは根本的に違うのです。
 これらの指標で明らかなように、日本はもうすでに先進国ではありません。素直に認めて、G7だからと上っ面ばかり体裁に拘らない、国民の生活を中心に置いた、オンリーワンの国造りを目指して貰いたいのです。子供は欲しくない人もいるわけで、人工が減少するのは致し方ない事実です。もう半分になってもいいじゃないですか。生産力、自給力が落ちるならば移民を受け入れればよい。悦んで日本にやって来ます。逆に世界の人口は増え続け、いまや80億を超しています。純血主義に固執するのはなぜですかね。選民思想? 先の指標の上位の国のほとんどは移民を受け入れています。むしろ移民のお蔭で今があると言えるのかも…。
 日本にはこうして議論がまるで出ない。哀しい。
 流行のことば、五公五民とん四公六民。もうこうなりゃ、一揆して打ちこわししか道はないんじゃないですかね。\(^o^)/
 

2023年 03月05日 (日) 14:05|コメント(0)

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