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活動報告

国葬と宗教活動

 こんにちは、すっかり秋めいて朝晩は寒いくらいになりました。
 さて、今回は同じ月に相次いで行われた国葬について。ああ、政治的な話しは面白くないんで、ちょっと私流の偏った看方です。
 日本の国葬は焼香に訪れた人の数、二万五千人。率直に〇会の動員力も落ちたなと思いました。倍数を予測してたんじゃないでしょうか。(笑) 宗教は一家を巻き込みますから、高齢者の替わりに現役層が目立ちました。若い世代は学校でしたね。ただ今回は渦中のキリスト系〇会はさすがに動員を掛けないでしょうから、それも原因しているかとも思います。
 世間ではキリスト系〇会のみをターゲットにしてますが、新興宗教はどれも同じ。祖母によれば、隣人だった〇会の人に、入会しなければ地獄に落ちる、と顔を合わすたびに脅されていたそうです。あとはご想像にお任せします。キリスト〇会と、一体何が違うのかと思う人も多いと思いますよ。
 この風潮は在来の仏教にもありました。最後の宗教と言われる親鸞の説く「浄土真宗」も似たようなものでした。彼らは当時の新興宗教。信者獲得のためには何でもしたそうです。教義に在る「念仏を唱えさえすれば悪人でも極楽往生出来る」とは釈迦の説く仏教の教義から大幅に逸脱するもので、信者獲得向けのアピールの産物。当時の最大のライバルはキリスト教でした。彼らは、「人間は産まれながらにして罪びと、キリストの御名において楽土に行ける」と説いたので、同等にする必要がありました。裏を返せば、この世に生きるのに苦しむ人々は、てっとり早くあの世(楽土)に行けることを望んでいた訳です。哀しい世情のお話。
 でも、現在の中東は、日本の戦国時代と同じ状況です。自爆テロとは、家族の平穏な暮らしと自らの楽土への補償を対価に行われます。現代にあってそんなバカなではなく事実です。宗教の負の側面です。
 最後に、英国の国葬について。テレビで拝見しましたが荘厳でした。視覚効果抜群。でも、クィーンを載せた台車が進む石畳は、虐げられた人々が何代にも亘って敷いた道です。ヒールが凸凹の石にとられて折れてしまう石畳みやら古めめかしいゴシック建築に魅了される方も多いです。けれど欧州は物凄い階級社会でした。民主主義などと、暢気していられるのはほんのこの百年ほど。王室の在り方を問う声が常に上がるのも頷けます。
 英国も日本も、死んだ人にお金を使うのは愚の骨頂。誰も喜びません。学生のひとりがインタビューで言ってました。学生への支援金、給付金を渋るのに、なんでこんなにお金を使うの? あなたは正しい。
 

2022年 09月29日 (木) 15:10|コメント(0)

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