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活動報告

読書の秋って本当??

 こんにちは。こんなに暑くて今年の夏は耐えられるの? なんて6月末の梅雨明け後の一週間で、皆さん騒いでいらっしゃいましたが、はや、夏も終わりました。キバナコスモス、ヒガンバナが咲いて、赤とんぼが飛べばもう秋です。(笑)本当に早いです。
 今朝、エリザベス女王の訃報を知りました。世界十五国、〇〇地域(忘れました)の君主。在位70年だったそうです。彼女はたぶん、電車の切符の買い方、チップ&フィッシュの本当の味も知らなかったと思います。それだけ、人民のための公僕であり続けた。大変なご苦労だったことと思います。ご冥福をお祈り申し上げます。彼女の国葬を反対する人は居ないでしょう。奇しくも国葬の在り方を示されました。

 さて、今回は読書の秋に関して。一体いつからもこう呼ばれるようになったのでしょうか? 答えは先の大戦後に、読書推進運動協議会と言う団体が10月27日~11月9日を「読書週間」と名付けたことに由来するそうです。理由は、秋の夜長は、集中して本を読む期間が長くなるため、だそうです。う~ん、どうも最初に読書ありきが大前提になっていますよね。
 ところが昨今では、月に一冊も本を読まない人が47%、1,2冊が34%だそうです。(2017年文化庁) 大前提が崩れてしまっているので、読書の秋もどうやらあやしい。(笑) 思うに、読書に頼らなくても、もっと楽しい事柄が世の中には溢れている、または、本ではなくてもっととっつきやすい媒体から知識を学べる、ではないでしょうか。
 もはやあまり見かけませんが、小学校にある二宮金次郎の石像を見た小学生が、歩きタブレット(スマホ)はいけない、と言ったそうです。けだし名言ですね。大人になれば、仕事に育児に時間はいくらあっても足りない。読書する時間がなくなるのは当然のこと。本から学ぶのは時間がある学生時代な訳です。人格や個人の思想形成に大いに役立ちます。
 最近、Twitterでも拙作の宣伝をよくします。それで興味のあるタグをよく見るのですが、中身が判然としないツイートが多いです。140字の世界ですので物事を要約する能力を問われます。気分や雰囲気が伝わればいいんだと言われそうですが、人生の大事な決断や真意を相手に伝える時のことが心配になります。曖昧なままで終わってしまいかねません。
 文字よりも動画の世界。今やインスタやTikTok、ユーチューブなど、動画で自分を表現する時代に替わっています。では学ぶのはどこから。ご想像の通りに、アニメ、マンガ、ドラマ、映画のようです。これは科学技術の進歩と相関しますので、未来にはあらたな媒体が登場するかもです。いずれにしても、読書は廃れてゆくばかりですね。仕方ありません。

 

2022年 09月09日 (金) 11:38|コメント(0)

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