大河格造先生、再び

作者 宮島荘永

[その他]

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小説誌編集者の元木は、またやらかしてしまったかと思った。作家の大河格造から送られてきた掌編が、伝えていたお題「誰かとごはんを食べたくなる物語」と微妙にずれている気がするのだ。何しろ、大河には“前科”がある。三題噺として伝えた「ヒーロー」「始発」「幼馴染」をすべて聞き違えてとんちんかんな話を書き上げたことが(『 “特徴に乏しい、極普通の中年男性”』参照)。今度は一体どう聞き違えたのか、元木は大河に電話口で尋ねる。すると意外にも、聞き違えてはいなかった?
※他サイトにて別名義で、本作と同様のキャラクターを用いた掌編を公開することがあります。念のため、お知らせ。

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