(二)
文字数 451文字
拓弥はその日の夜、買い置きのビールやウォッカなど全て空けた後、日勤から戻ってきた実奈美を強引に抱いて、再び乱暴にセックスをした。
「明日は夜勤なんだから、今晩はこれ以上はダメよ」
そう言われるまで、実奈美をひたすら抱き続けて男性性を全て美奈子の中に解放するだけ解放した酩酊状態の拓弥は、美奈子とつながったままベッドにうつぶせになり寝てしまった。
その後美奈子は自分の中から拓弥のものを引き抜くと、「本当に世話がやけるわね……」と寝息を立てる拓弥の髪を撫でていた。
しばらくした後、シャワーを浴びて出てくると、実奈美は浴室のドアのそばの洗濯機の上に置いてあったバスローブを羽織った。ローテーブルの近くまで酒瓶や空き缶を蹴りながらやってくると、テーブルの上に置いてある拓弥の携帯電話と手に取る。そしていつの間にか仰向けになっていびきをかいて寝ている拓弥のベッドに腰を掛けると、スマホを操作してラインを見た。
「翔太」と書かれたアカウントへ、何度もメッセージを送っている未読のままの履歴が表示された。
(続く)
「明日は夜勤なんだから、今晩はこれ以上はダメよ」
そう言われるまで、実奈美をひたすら抱き続けて男性性を全て美奈子の中に解放するだけ解放した酩酊状態の拓弥は、美奈子とつながったままベッドにうつぶせになり寝てしまった。
その後美奈子は自分の中から拓弥のものを引き抜くと、「本当に世話がやけるわね……」と寝息を立てる拓弥の髪を撫でていた。
しばらくした後、シャワーを浴びて出てくると、実奈美は浴室のドアのそばの洗濯機の上に置いてあったバスローブを羽織った。ローテーブルの近くまで酒瓶や空き缶を蹴りながらやってくると、テーブルの上に置いてある拓弥の携帯電話と手に取る。そしていつの間にか仰向けになっていびきをかいて寝ている拓弥のベッドに腰を掛けると、スマホを操作してラインを見た。
「翔太」と書かれたアカウントへ、何度もメッセージを送っている未読のままの履歴が表示された。
(続く)